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ワーカホリックなパートナーを持つあなたへ。お互いを尊重してもっと仲良くなれる6つのアドバイス

一緒にいる時間の「長さ」より「質」が大切
携帯に見入る男性と、不満そうな女性(イメージ写真)
携帯に見入る男性と、不満そうな女性(イメージ写真)

シリコンバレーでエグゼクティブ・コーチングをするキャサリン・アゴスティノ氏は、FacebookやAirbnbなど、多くのスタートアップ企業からのクライアントを相手にアドバイスをしてきた。

資金調達や利益についてのストレス軽減の手助けをする傍ら、クライアントの危うい私生活への対処法もアドバイスしている。ハイリスク・ハイリターンで知られるITスタートアップの世界では、「ワーク・ライフ・バランス」はまさに夢物語だ。

「クライアントはワーク・ライフ・バランスを実現したいと思っていますが、もはや幻想だと感じています」とアゴスティノ氏はハフポストUS版に話す。
「ある女性CEOの夫は、『彼女はいつもいない。実際にここにいる時でも、心は仕事にあります』と話していました」

自身も起業家と結婚しているアゴスティノ氏。彼女も、現実的でありながら、意識的に夫婦関係にプライオリティを置くことを学んだという。クライアントにもその方法を勧めているようだ。

「ワーク・ライフ・バランスを大事にしている、とよく聞くのですが...」とアゴスティノ氏。「本音を聞くと、彼らは常にストレスを感じ、気が散っている、というのが現実です」

どのようにして多忙でストレスだらけの状況を抜け出すのか?アゴスティノ氏ら専門家が、パートナーが仕事大好き人間でも、夫婦・交際関係を良好に保つアドバイスを教えてくれた。

1. 一緒にいる時間の「長さ」ではなく「質」を重視する

1日の激務をこなして帰宅した後、「最高の自分」でパートナーと接するのは難しい。親密になる時間を毎晩作ろうと頑張るのではなく、短くても充実した時間にすることに努めよう。

ゴールは、時間よりもエネルギーを温存することです。

「LinkedInからのクライアントは、仕事資料を読む時間を、夜に家族全員で一緒に読書する時間に変えました」と彼女は言う。「10分間、家族全員が集まって、静かに読書するのです。その時間によって、彼女は家族と親密な時間を過ごしながら、仕事用の読書を終わらせる事が出来るようになったのです」

もう1人のクライアントは、毎週金曜日は完全に休みにして、夫や子供と過ごしたり、ランニングをしている。そんなに休みを取ることは、多くの人には非現実的かもしれないが、たまに朝だけパートナーとずる休みをするくらいは可能かもしれない。

2. 仕事熱心なパートナーを持つことの利点に目を向ける

もしパートナーが仕事やキャリアに熱心で、仕事を「仕事」と感じていないようならば、その情熱の利点に目を向けよう。

「こう考えてみてはどうでしょう?仕事とプライベートは相互関係にあり、生活において敵対関係ではない、と」こう話すのは、スティーブ・ジョブズのパーソナル・エグゼクティブ・アシスタントとしてキャリアをスタートさせたウェルネス・コーチのナズ・ベハシティは話す。

「自分の仕事が大好きなクライアントは、その喜びや達成感がパートナーとの関係にもプラスに作用し、ポジティブな効果を生みます」と彼女は話す。「その場合、『仕事を少し抑えて欲しい』と言うのは、理解を示して好きな事を好きなだけさせてあげずに、子供に遊び時間を減らすように言うのと同じです」

3. 少なくとも数時間は携帯を置いて

パートナーの仕事への情熱に水を差したくはないけれど、時々携帯を手放してもらうよう言うのは、大したお願いではない。「数分、数時間、もしくは数日間、パートナーと携帯に邪魔されない時間を過ごしてみてください」とセラピストのエリザベス・ラモッテ氏は話す。

「クライアントには、実現可能な解決法で... 例えば毎晩30分、もしくは週1〜2回の夜、PCを閉じ、携帯から離れて会話をする時間を作るようにアドバイスしています」

寝室で仕事をする男性と、不満そうな女性(イメージ写真)
寝室で仕事をする男性と、不満そうな女性(イメージ写真)

4. 問題の議論方法を見直そう

仕事やプライベートのストレスが家庭での生活に悪影響を及ぼし始めそうになると、アゴスティノ夫妻は『The 15 Commitments of Consious Leadership』という経営本からのアドバイスに従うという。

本の内容は基本的に職場がメインだが、そのオープンで正直な会話のガイドライン... 「自分や自分の問題を真剣に考えすぎない」「非難や批判をするのを減らす」などは、プライベートでも大いに役に立つ。

このゴールは、イラつきに対して、感情的にならず、落ち着いて対応することだ。素直に対応し、相手の言い分を聞こうとすれば、相手も同様に応えてくれる。

「私たちが小さなことでイラついた時、例えば私が拭いたばかりの床を夫が歩いたり、どちらかが仕事のせいで夕食に遅れたりしたとき、私たちはそれについて議論大会をするんです」とアゴスティノ氏は言う。「まず1人が感じたことをとことん話したり、お互いのイライラを大袈裟に表現すると、最後はおかしくなって笑っちゃうんです」

5. 仕事に疲れたパートナーと、アクティビティを計画しよう

「パートナーに『仕事を減らして』と言うと、相手を支持していないと勘違いされる可能性もある。その代わりに、何かを一緒にする計画を立ててみましょう」とベハシティ氏は言う。ワーク・ライフ・バランスは名詞ではなく、どちらかというと動詞で、「ライフ」をしっかり実行しないと実現しないのだ。

「パートナーと共に再び親密な時間を過ごすと、忘れていた繋がりや、大事にしていた事が思い出されます。そして、その時間が『特別』『たまに』からもっと普段から大切にする時間になっていきます。と彼女は言う。「このアプローチはより解決的で効率がよく、楽しい。真面目に話し合いをして、嫌な方向に逸れる事もありません」

ランニングを楽しむカップル(イメージ写真)
ランニングを楽しむカップル(イメージ写真)

6. 仕事へのエネルギーを、結婚生活へ向ける


パートナーとの問題に、仕事への情熱と同じくらいの気持ちで向き合ってみよう。「様々なルールを試して、おかしくなるほど会話してみましょう」とアゴスティノ氏は言う。

「私たち夫婦では、毎週日曜の夜に、プライオリティとお互い何を求めているのかを確認し合います。そして今週はいつもとどう違って来るのかを話します」と彼女は話す。「例えば、私が『今週は水曜帰りが遅くなるかもしれないから、その夜は何かテイクアウトしてみんなで夕食を食べよう』などと話します」

結局は、私生活と予定を微調整することが、パートナーとあなたの翌朝の仕事の生産率をあげることになる。

「私のクライアントたちが、彼らのワーク・ライフ・バランスを尊重しているとき、彼らはもっとハッピーになり、彼らの社員もハッピーになり、そして彼らの会社の業績も好調になるのです」とアゴスティノ氏は話した。

ハフポストUS版の記事を翻訳、編集しました。