YMOの熱い友情が胸を打つ。闘病中の高橋幸宏さんを坂本龍一さんが毎日応援

「嬉しい、とか有難いとか、の次元ではなく。只々心から感謝しています」(高橋さん)
坂本龍一さん(左)と高橋幸宏さん(2008年撮影)
坂本龍一さん(左)と高橋幸宏さん(2008年撮影)
Eloy Alonso / Reuters

世界的なテクノポップバンド「YMO」のメンバー同士の熱い友情がSNS上で反響を呼んでいる。

脳腫瘍の治療で入院中の高橋幸宏さん(68)が9月23日にTwitterを更新し、「教授」のニックネームで知られる坂本龍一さん(68)から毎日、応援メッセージが届いていることを明かした。

「嬉しい、とか有難いとか、の次元ではなく。只々心から感謝しています」と綴っている。

■脳腫瘍で8月に手術。9月19日には1カ月以内の退院を示唆

公式ブログによると、高橋さんは初夏を迎える頃から断続的な頭痛が続いていた。症状が改善しないため、緊急で脳MRI検査を受けたところ、「脳腫瘍の疑い」という結果だった。患部摘出手術が8月13日に実施され、無事に成功したという。

手術前の8月10日のTwitterで高橋さんは、坂本さんから「がんばれ」とメッセージをつけた花が贈られたことを明かしていた。

さらに9月19日のTwitterでは「このまま順調ならあと23~4日でこの窓の景色、諸々とお別れ」と1カ月以内の退院を示唆していた。

■「迷いに落ち込んだ時、室内に吹く風のように感じるんです」

9月23日のTwitterでは「化学治療は色々辛いので、その副作用に怯えていては、ダメなのですよね」と綴った上で、その日も「グッとこらえよう!できるはず!ここを乗り越えないとね!」という応援メッセージが「教授」こと坂本さんから届いたと明かした。

坂本さんからのメッセージは毎日、朝と夜に届いているとした上で「嬉しい、とか有難いとか、の次元ではなく。只々心から感謝しています」と打ち明けた。「こんな時、どうしたらいいんだろう、って迷いに落ち込んだ時、室内に吹く風のように感じるんです」と、坂本さんの言葉が救いになっているという。

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