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2019年06月25日 19時09分 JST

ヨドバシカメラが転売対策で「日本人にしか売らない」という情報拡散 ⇒ 本社は否定

「エヴァンゲリオン」のグッズを巡っておきた騒動。実際には外国語で商品名を言えれば予約可能だったとし、情報の一部は誤りだとした。

人気アニメ「エヴァンゲリオン」のグッズを巡り、ヨドバシカメラが転売防止のため「日本人にしか売らない」という対策を取ったという情報が6月25日、出回った。

ヨドバシの対応には「差別的だ」との声も寄せられたが、同社は誤りだと否定した。

ヨドバシカメラ マルチメディア京都

 ■転売対策に賛否の声

話題となった対策が行われたのは6月24日。「ヨドバシカメラ マルチメディア京都」で人気アニメ「エヴァンゲリオン」のフィギュア「METAL BUILD エヴァンゲリオン2号機」の予約が開始された時のことだった。

ヨドバシカメラには予約をしようと多くの人が押しかけたが、ヨドバシ側は転売目的の客にフィギュアを販売しないため、「商品名が言えること」「商品の画像をスマホで見せられる」ことを条件に予約を認め、できなかった客については、転売目的とみなして予約を受け付けなかった。

この対策をめぐって、ヨドバシ側が「転売防止で日本人にしか売らない」と発言したと紹介するツイートが拡散し、一部のネットユーザーから「ヨドバシよくやった」などと賞賛の声が上がった。一方で、日本語が十分に話せない外国人への差別だとして、非難するコメントもあった。

また、このことを伝えるニュースサイトの記事を転載したライブドアニュースは一時、『「転売防止のため日本人にしか売らない」京都ヨドバシの転売対策に称賛』という見出しを付けていた(その後修正)。

ライブドアニュースの画面(現在は修正)

 

■ヨドバシ「日本人にしか〜は誤報」

ハフポスト日本版がヨドバシカメラ本社に取材したところ、ヨドバシはこうした情報の一部は誤りだとして否定した。

ヨドバシによると、商品名や画像で転売目的かどうかを判断する対策は、実際に実施されたという。

しかし、実際には英語や中国語を話せる店員が外国人の予約客に対応し、それぞれの言語で商品名を伝えられれば予約可能だったとし、「日本人にしか売らない」という情報は誤りだったと否定した。

『「転売防止のため日本人にしか売らない」京都ヨドバシの転売対策に称賛』とした見出しは、外国人への販売を拒否したようにも読み取れる。これに対しヨドバシの広報担当者は「記事を読んでいただければ、誤りだとわかります」と話した。