e-NABLEと3D Systemsが提携して、新しい3Dプリント義手「K-1」を開発中

e-NABLEと3D Systemsは、すでに新しい3Dプリンタ製の義手「K-1」の開発に共同で取り組んでいる。将来的には、自分で自分の義手を作ることができるように、K-1をオープンソース化するとしている。

fabcrossでも何度か紹介している、手や脚の不自由な子供たちに3Dプリント技術による安価な装具を提供することを目的とする国際的グループ「e-NABLE」は2015年6月11日、米国の3Dプリンタメーカー3D Systemsと提携したと発表した。今回の提携は、3D Systemsがe-NABLEに最新の3Dプリント機器とノウハウを提供することで、その活動を支援することを目指したものだという。

開発中の「K-1」。

e-NABLEと3D Systemsは、すでに新しい3Dプリンタ製の義手「K-1」の開発に共同で取り組んでいる。将来的には、3D Systems製のCube、CubeProやEKOCYCLE Cubeをはじめとする低価格な家庭用FFF(熱溶融積層)方式3Dプリンタで出力して、自分で自分の義手を作ることができるように、K-1をオープンソース化するとしている。

e-NABLEは、米ロチェスター工科大学のジョン・シュール(Jon Schull)氏らが結成したコミュニティーで、世界中の3Dプリンタのメーカーや、エンジニア、アーティストたち5000人以上がメンバーとなっている。

(fabcross 2015年6月15日の掲載記事「e-NABLEと3D Systemsが提携して新しい3Dプリント義手「K-1」を開発中」より転載しました)

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