危機感を共有すれば我が国は再生できる ~平成26年 新春に寄せて

今年の干支は「馬」です。馬力と称するように、大きな力によって物事が動いていく年です。私の力も、「国家国民のために」発揮していくことを誓います。

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

今年の干支は「馬」です。馬力と称するように、大きな力によって物事が動いていく年です。私の力も、「国家国民のために」発揮していくことを誓います。

相変わらず、多くの人が閉塞感を憂います。閉塞感は漫然とした不安、原因がはっきりしていることは危機感と言えます。ですから、我々は現実を直視して原因を知る必要があります。

現実は、安倍政権発足後も人口減少、超高齢化、貿易赤字、財政赤字、累積債務...等により、我が国の国力は低下し続けています。いわゆるアベノミクスの金融緩和や財政出動によって、円ドル為替や株高がもたらされましたが、実態経済が良い循環になっているのではありません。また、日本を取り巻く安全保障体制、特に東アジア情勢は中国の圧力により、厳しさを増しています。国力の衰退が続けば、あらゆる問題がさらに悪循環になっていきます。

この現実を直視し危機感を共有するならば、まずは経済を再生し、経済をベースに日本の国力を高めていく必要があると言えるでしょう。一時の浮かれた政策ではなく、中長期につながる力強い一歩が求められています。業界団体が反発しても、国民ウケが悪くても、根本的な手を打つことを安倍政権に決断させることが我々の役割です。

降って湧いたような東京都知事選はあるものの、国政選挙は今年も来年も予定されていません。その間は、我が国の諸懸案を解決していくために尽力する時間です。支持率や選挙を意識した政争を展開してはならないと強く思います。

各党が真摯に国政の課題に取り組んだ先に政界再編もあります。再編が自己目的化してしまえば、"くっつくこと"が目的となり、基本的価値観や政策は後回しになって、民主党のように考え方がバラバラの政党が出来上がってしまいます。芸能界と同じように、"くっついたり、離れたり"の政界模様ばかりを煽り立てるマスコミ報道に惑わされてはなりません。

まずは、皆様と共に、現実を直視して危機感を共有すること。そして、私は衆議院議員の任にある者として、ただひたすら国家国民のために働いて参ります。

(この記事は「中田宏のオピニオン」に掲載された1月1日付記事の転載です)

川淵三郎氏

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