広告プラットフォームのSmartRewards、インドのプリペイド携帯ユーザー向けに展開

広告に対する評価は国および文化圏によって異なる。広告の内容にもよるが、見たいコンテンツを邪魔する存在と受け取られることもあれば、説得力のある有用な情報とみなされることもある。

広告に対する評価は国および文化圏によって異なる。広告の内容にもよるが、見たいコンテンツを邪魔する存在と受け取られることもあれば、説得力のある有用な情報とみなされることもある。

Campaign Asia-Pacific、インドのMediaNamaによると、モバイルアドエクスチェンジのVserv.mobiが新しい広告プラットフォーム「SmartRewards」をローンチした。まず、インドにおいてプリペイド携帯ユーザー向けに展開し、東南アジア、EMEAおよび南米には3月末までに展開する予定だという。同様のリワード広告のコンセプトは既に世の中にはあるが、Vserv.mobiが目指しているのはプリペイド携帯に特化し、ユーザーにも広告主にとっても瞬時にメリットと効果がわかるプラットフォームとのこと。

SmartRewardsは、プリペイド携帯ユーザーが、広告に対してクリック、視聴、フォーム記入などの何らかのアクションをした場合、報酬の対象となる通話時間、SMSの利用回数やデータ通信量を記録する。ユーザーはいちいちアプリをダウンロードする必要がない点がメリットだ。広告主はこのプラットフォームを活用することで、認知度が低くても登録ユーザー数を増やすことができるという。

Vserv.mobiの調査によると、特に東南アジアのモバイルユーザーは広告を通してコンテンツをダウンロードしたり、掘り出し物を見つけたりすることを好むという消費行動があるようだ。ただ、Vserv.mobiの経営者は、このプラットフォームを利用するだけではモバイルユーザーと広告主が満足し続けることはないことも認めている。認知度の低い広告主は特定の目的で重宝するが、顧客単価の高さやブランディングを求める広告主には他のサービスを組み合わせていく予定であるという。

(鬼頭正己:in the looop 編集部)

※この記事は2014年2月6日の「in the looop」掲載記事より転載しました。

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