今日は高島平地域の成人式に参席したあと、長男と一緒に、東京都障害者総合スポーツセンターで行われた「東京都パラリンピック選手発掘プログラム」に参加してきました^^
長男は「水泳(知的障がい)」に参加。
さあ、はたしてどうなるか...!
チャレンジの始まりです。
長男はこれまで、板橋区やデイサービスの水泳教室で練習を積んでおり、クロールの泳力にはそこそこ自信を持っていました。
が、やはり、こういう場に来る子たちはちがう...!
おっそろしく速い子がいます。もう弾丸のよう。
長男も驚いたんじゃないですかね...^^
そして、コーチもやはり熟練した方がいらっしゃいますね。
すばらしい指導力。
わずか1時間の練習で、長男のフォームが一段改善されました!
「ちゃんと練習に加われるか?」という不安も、高め合う環境で解消
このような場に来るにあたっては、自閉症である長男が、まったく誰も知り合いがいない場で、はたしてちゃんと練習に加われるか...という不安もありました。
私はプールサイドで見てようかとも思ったのですが、こういう場で自分でしっかり指導者の言うことを聞いて参加できなければ、この先をめざすことはできない...と思い、ずっと2階の観戦席で長男の様子を見ていました。
この不安は杞憂でした。
いままでに見たこともないほど速い子がおり、高い指導力を持つコーチがいる。
このような環境の中で、長男の真剣さが俄然変わりました。
コーチの指導に真剣に従おうとし、わがままひとつ言わず練習をやり通しました。
そういう姿勢が「本物の学び」を生み、己の中の可能性を引き出すのです。
たった1時間の中でみるみるフォームが改善され、力強く泳ぐ長男の姿を見て、不覚にも目頭が熱くなってきました^^
すべての人に可能性があるというのは、こういうことなんだ...と。
パラスポーツの真の意義の一端を見た思いがしました。
舛添都知事「パラリンピックの成功なくして、オリンピックの成功はない」
今日の開会式には舛添要一都知事がいらっしゃったのですが、私は地元の成人式に行ったため開会式には出れませんでした。
舛添都知事のあいさつをお聞きできなかったのは残念でしたねぇ。
東京都は「何が贅沢かと言えば、まず福祉」というセリフを言い放つ石原慎太郎元都知事によって、長らく「福祉・社会保障冬の時代」にありました。
それが、舛添要一さんが都知事になってから劇的に変わりました。
ご自身が親の介護をしてきた経験から社会保障・社会弱者対策の重要性を理解されており、介護、ワークライフバランス、高校不登校・中退といった課題解決に力を入れています。
先日の連合東京新春のつどいであいさつした舛添都知事は、「パラリンピックの成功なくして、オリンピックの成功なし」と明言しました。
特に、パラスポーツ観戦の文化がまだまだ日本に根付いていないと訴え、パラスポーツ観戦の推進を行っていくともおっしゃっていました。
東京都では、パラスポーツ振興のための基金を200億円積み立てており、これを活用してパラリンピックをめざしていくとしています。
板橋区でも、もっとパラスポーツ推進のための事業をやってもいいんじゃないですかね!
機会を捉えて訴えてみたいと思います^^
(2016年1月12日「中妻じょうた公式ブログ」より転載)