たった一度の唐突な発言が、すべてを台無しにする。

ここのところ、与野党問わず、唐突な発言が目につきます。

ここのところ、与野党問わず、唐突な発言が目につきます。

政治は、言葉ですべてが決まります。

言葉が、権力そのものなのです。

私含め、政治家は自分の言葉が適切かどうか、常に細心の注意を払わなくてはなりません。

(ここのところブログの投稿頻度が落ちているのは、「これは書くべきかどうか」をものすごく考えるようになってしまったからです)

民主党政権の命運を決定づけた「唐突な発言」

大きな期待を集めながら、3年3カ月で批判のうちに幕を閉じた民主党政権ですが、その「転換点」がどこであったか、皆様いかがお考えでしょうか。

私は、それは「2010年6月17日」であったと思っています。

2009年総選挙の結果スタートした鳩山由紀夫首相(当時)が混乱のうちに退陣し、その後を受けた菅直人首相(当時)は、約60%という高支持率を得ていました。

ところが、2010年6月17日、衆院選マニフェストになかった消費税増税を「自民党が提案している10%を一つの参考にさせていただく」「2010年度内に改革案を取りまとめたい」と述べ、180度転回させました。

民主党のほとんどの政治家にとって、これは寝耳に水だったはずです。

当然、党内からも反発が出て、菅首相の発言も二転三転。

7月11日投開票の参院選では、わずか一ヶ月前には60%の高支持率だったにもかかわらず、惨敗。

参議院で過半数がとれない「ねじれ国会」となり、予算や法案が通りにくくなってしまいました。

その後、2011年3月11日には東日本大震災、福島第一原発事故が起こります。

前年の参院選できちんと勝利していれば、国の災害対策・復興支援はもっとスムーズだったはずです。

仙台市出身であり、被災地各地を駆け回って被災地支援を行い、様々な被災地の苦しみを見てきた私としては、これを思い出すと、今でもやりきれない感情が湧き上がってきます。

まさに、民主党政権の命運を決めたのは、2010年6月17日の「たった一度の唐突な発言」だったのです。

この「あまりにも高い授業料」が今に至っても活かされていないことに、忸怩たる思いを持っています。

ぜひ、過去の教訓に学び、新たな政治のあり方を考えていただきたいと思います。

もちろん、私の頭にも、様々な考えがあります。

また改めてご紹介していきたいと思います。

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