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2015年02月08日 23時48分 JST | 更新 2015年02月08日 23時48分 JST

バレンタインクロニクルとおいしいショコラ・ショーの作り方

いつの頃からか手作りのチョコレートお菓子には簡単さと手軽さが加わりました。昔の本や雑誌のページほどやたら本格的だったものです。

Junko Fukuda

私が小学生から大学生の頃はバレンタインといえば「手作りお菓子」のイベントでした。私はその頃からお菓子づくりが趣味というか大好きだったので友達にあげたり、家族にあげたり、彼にあげたりとたくさん配っていた気がします。

「手作りするまでいかない」という場合はちょっとおしゃれな雑貨屋さん(ソニープラザとか、なつかしいな。今はプラザに名称変更したみたいですが)でなんとなく趣味の良いチョコレートを選んではわいわいしていたものでした。

が、いつの頃からか手作りのチョコレートお菓子には簡単さと手軽さが加わりました。昔の本や雑誌のページほどやたら本格的だったものです。材料も作り方も。「手軽さ」とかは皆無でした。それが簡単さと手軽さの双方を兼ね備えてかつおいしいくてかわいいお菓子が雑誌などのバレンタイン特集のレシピとして掲載されてしました。

そしてさらに10年位前からバレンタイン特集の手作りチョコの材料は「板チョコ」に変化しました。それ以前は材料のチョコは「チョコレート(クーベルチュール)」とか「製菓用チョコレート」と書かれていたものでした。製菓には板チョコではなく香料等の入っていないカカオ成分の高めのクーベルチュールチョコレート(製菓用チョコレート)を使うことが一般的。板チョコでできないことはないけれど(にしても日本の普通の板チョコのレベルは世界でも有数だと思う。)香りやコクが弱く奥行きが出にくいのです。

けれど板チョコは手軽だし(日本全国どこでも買える。お菓子作りの材料は全国各地どこでも買えるというわけではなかったりする)リーズナブル(製菓材料は割高。実は手作りの方が高くつくことも多い)いいことづくめ。そしてさらにその「板チョコへ移行期」を終えて、「手作りキット時代」に突入したのです。

「手作りキット」の箱のなかには常温で流通できる材料が入っていて(バターや、牛乳や卵は必要に応じて自分で購入する)さらには固めたり焼いたりするのに必要な型とラッピングのセットも入っています。この貢献にはやはり無印良品の力によるものも大きいです。無印なのでシンプルでそこそこおしゃれな作り。値段も高くないし、そしてどれもそんなにむずかしくない。普段お菓子作りをしない人にはもってこいのセット。

お菓子作りをしない人にはなかなかわからないことなのですが「手作りお菓子」というのは何気にお金がかかるのです。材料ももともと安くない上に、バレンタインは見た目勝負!になってくるので例えばかわいいビジュアルのためにはトッピングなどほんのちょっとしか使わないものも揃えなくてはならないのです。(そして余って使い道がなくて困る)道具も特殊だったりします。ハートのケーキ型、2000円とかザラなのです。そしてラッピング。意外と高いです。(でもこれは100均の品揃えレベルの向上によりだいぶ負担軽減されたけれども)この風潮に伴って他にもバレンタイン用キットに力を入れるメーカーがたくさん出来てきて選択肢も多くなっていきました。

この「板チョコ移行期」と「手作りキット時代」の影には「ハイブランドチョコ」の進出があります。

昔は高級チョコ=ゴディバくらいしか思いつかなかったけれど今は世界中のあらゆるチョコが買えたりするのです。バレンタインの高級チョコレートといえばサロン・デュ・ショコラ。

これは1995年からパリで始まったチョコレートのイベントです。2002年には日本でも開催されるようになりました。日本でサロン・デュ・ショコラといえば真っ先に思いつくのは新宿伊勢丹のもの。

世界中のおいしいチョコレートがあれもこれも並びます。お値段もラグジュアリー価格。

でも高くてもどんどん売れちゃうからすごいです。サロン・デュ・ショコラの会場にいると不景気ってホント?といつも思います。

チョコレートをあげる人もチョコレートに合わせて変化を遂げています。昔は本命の彼、そして義理チョコレートを職場の人や、グループの友人にという感じでした。

が、今は本命男子にチョコをあげる、という考え自体が古くなっていて(特に手作りチョコ)、女の子の友人同士で交換する、自分にご褒美というのが大多数らしいです。(義理チョコもあるでしょうけれど、職場全員に!なんていう考えは確実に減っております)友達に配るチョコは友チョコと呼ばれています。小学生〜大学生まで多くの女学生が味もさることながら見た目のキュートさを考えてチョコを作ったり、ばらしてラッピングしなおしたり。

先程もご紹介した、「手作りキット」の登場とこの友チョコという文化の進化は切っても切り離せなかったりするのです。

そして2015年のバレンタインは土曜日。

だから今年は「一緒にチョコレートのスイーツを食べに行く」最新トレンドのようです。

そしてお店でないと味わえない出来立ての「とろーりチョコメニュー」をふたりで堪能するのです。私が担当した手作りのバレンタインページは「女子会で食べたいチョコメニュー」

本命の彼どころか、男子向けではありません。お休みだからこそ、女子で集まってわいわい食べる、ということだそうです。

年々、担当するページ数が減っているようで今後が心配。

人々がお菓子を手作りする数少ないイベントなのでお菓子研究家としてはみんなにお菓子を作ってほしいなあ、と思っています。

今回はそんなバレンタインに飲みたい「ショコラ・ショー」を紹介します。

ショコラ・ショーはフランス語で英語で言えばホットチョコレート。

おいしさのコツは「おいしいチョコを使うこと」

そしてこれ少ないかな?ぐらいの量を飲むこと。飲み過ぎると甘いし、濃いし気持ち悪くなります。(私だけかもしれませんが)

材料もシンプルなのでぜひ寒い冬に試してみてください。

どうぞみなさまにとってhappy Valentine's Dayになりますように。

材料 (1人分)

チョコレート 25g

牛乳 150ml

小鍋に牛乳と細かく刻んだチョコを入れて弱火にかけかき混ぜながら温めます。

チョコレートが溶けたらカップに注いで出来上がりです。

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