7月に入り2014年も半年が過ぎました。
統一地方選挙前年の7月〜9月あたりから、
少しずつ統一地方選挙に関係する報道が増加する傾向があります。
少しずつ来年の統一地方選挙についての報道等が、
有権者のもとに届くことが多くなります。
そして、立候補予定者の方の選挙に向けた活動等にも力が入ることと思います。
しかしながら、統一地方選挙の投票率は低下傾向にあります。
さまざまな有権者属性で、どのような投票率であるのかを知るために、
前回は、有権者の居住年数と投票率の関係をグラフ化しました。
今回は、有権者の生活満足度と投票傾向をグラフ化しました。
過去3回の統一地方選挙において、
有権者の生活満足度と投票傾向を調査した結果が、
財団法人明るい選挙推進委員会の調査研究事業において発表されています。
第15回統一地方選挙の実態(発行 平成16年3月)
第16回統一地方選挙の実態(発行 平成19年4月)
第17回統一地方選挙全国意識調査(発行 平成24年1月)
以上、3つの調査報告書から、
有権者の生活満足度と投票傾向をグラフを作成しました。
まず、2003年4月に執行された、第15回統一地方選挙において、
生活満足度と投票傾向についてグラフ化したものがこちらです。
データの出所は第15回統一地方選挙の実態 36ページです。
次に、2007年4月に執行された、第16回統一地方選挙において、
生活満足度と投票傾向についてグラフ化したものがこちらです。
データの出所は第15回統一地方選挙の実態 34ページです
こちらの調査結果には知事選、道府県議選、市区町村選、市区町村議選別の、
生活満足度と投票率が掲載されています。
それぞれについてグラフ化したものが下記になります。
知事選
道府県議選
市区町村長選
市区町村議選
おおよそ、生活満足度が高いと投票率も高い傾向があるようです。
また、市区町村長選挙において、生活満足度が大いに不満であるという層では、
投票率が53.85%になっています。
最後に、2011年4月に執行された、第17回統一地方選挙でも、
同様のグラフを作成したものが下記になります。
データの出所は 第17回統一地方選挙全国意識調査 33ページです。
大いに不満足である層の投票率が55.7%であり、
それ以外の満足度の層は約70%程度の投票率であることがわかります。
過去3回の統一地方選挙の調査結果から作成した、
こちらのグラフを見ると、
生活の満足感という大まかな指標ですが、
満足度が高いと、投票率も高い傾向が見えてきます。
その一方、生活満足度が低いと投票率も低下する傾向が見えてくるようです。
選挙を予定されているかたの地域では、
住民の生活満足感はどのようなものでしょうか?