僕が住まう街、今年市政90周年を迎えた神奈川県川崎市。
その川崎市で急速に再開発が進む街が川崎市中原区の武蔵小杉。僕は、武蔵小杉で2013年9月から「こすぎの大学」というソーシャル系大学を仲間と企画・運営しています。
前回、このブログで「こすぎの大学」に関して紹介したのが11月16日。僅か1ヶ月弱の間に大規模商業施設「グランツリー武蔵小杉(GRAND TREE MUSASHIKOSUGI)」がオープンしました。オープン当日の来館者は、ナント約12万人!昨年から大規模商業施設がオープンラッシュで、2013年4月「武蔵小杉東急スクエア」、2014年4月「ららテラス武蔵小杉」に続き、今回が3店舗目。
この数年の武蔵小杉はタワーマンションや高層ビルが象徴となっていましたが、大規模商業施設が加わり、さらに新しい武蔵小杉へと進化・変化しています。日々、街の魅力が高まり、首都圏「住みたい街(駅)ランキング2014」(長谷工アーベスト)でも武蔵小杉は5位と人気の街。
現在は確かに人気のある、そして、住みたい街です。しかし、横浜で生まれ育った僕にとって川崎は「汚い」「怖い」というネガティブな印象が強い街でした。2002年に武蔵小杉に引っ越してきて印象が変わり、2006年の「ラゾーナ川崎」、そして、武蔵小杉の再開発で一気にポジティブな印象に180度変わりました。
同様のイメージ変容を感じている方も多く、2014年5月の第9回「こすぎの大学」では、「武蔵小杉を知る、つくる」をテーマにし、川崎のイメージを変えるほどの「街づくり」を推進されてきた川崎市副市長 三浦淳さんを先生役としてお招きし、これまでの街づくりの歴史、そして、これからの街づくりに向けた思い&想いをお聞きしました。三浦副市長さんは、ダイバシティを活かした持続可能な街づくりを通じて、これからの川崎をワクワク・ドキドキする街にしていきたいと力強く仰っていました。
三浦副市長さんの話を聞いて、当日参加した約80名がワークショップを通じて「2020年の武蔵小杉を創る」のアイデアを共創。タワーマンションや大型商業施設などの「新しい」一面がフォーカスされがちですが、新"旧"の住民や働く人の融合、多摩川や等々力緑地などの"自然"との融合により、さらに武蔵小杉の魅力を大きくできる。そして、行政任せでなく、市民参加型で共創しながら創っていきたい、創っていくという意思表示の場でもありました。
この意思表示も受けて、6月は「武蔵小杉で夢発見」、9月は「武蔵小杉で夢実現」というテーマで開催。「こすぎの大学」もきっかけになり、一例として、夢として抱き続けていた「こすぎトラベラーズサロン」というコミュニティも立ち上がり、武蔵小杉のソフトウェア面の魅力が増え続けています。
これまで「こすぎの大学」の活動を「地域デザイン」と表現していましたが、僕が住み続けたい街にするため、そして、僕の子どもにとっては生まれ故郷である街であることから「地元デザイン」の方がしっくりくるな、と考えている最近です。
<2020年の武蔵小杉を創る>
- 2020 新旧MIX dE 魅力 GA MAX (新旧ミックスで魅力がマックス)
旧来からの住民の方々が当たり前になり無意識に見過ごしてしまいがちな武蔵小杉の文化財産。それを新しい住民が新しい風(視点)を吹き込むことで武蔵小杉の魅力を再発見し、魅力を最大化できる。そのためにも、新旧の住民が交流できるコミュニティが大切。
- YMOから産業を
- 光り輝くフェニックス。発信・発進し続けるまち「KOSUGI」
- 人・自然が華やく街が回遊する武蔵小杉
- いつでもつながるコスギフリースペース
- 目的なしで集まれる街「武蔵小杉」
- つながりすぎ、むさしこすぎ
- 都会で鵜飼、屋形船
- 2020 車のいらないまち「こすぎ」
- MU(無限に) SA(花咲く) KO(交流シティ)
若い世代(Young)と、これまでの武蔵小杉を支えてきた世代(Old)がコラボレーション(Mix)することで新しい産業を創出する
常に多様性から新しい価値を発信し、常に進化(発進)する光り輝く街が武蔵小杉。その様子は、まさにフェニックス(不死鳥)。
新旧の住民、新旧の企業、プランニングする行政がコラボレーションするからこそ創出できる新しい街づくり。多様性という財産に加えて、旧来からの武蔵小杉の魅力である多摩川や緑地という自然を活かした街づくり。
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