自分が住まう街での地域デザイン「こすぎの大学」

これまで「そうだ、川崎市議会に行こう!」というタイトルで川崎市議会の傍聴を通じての気づきや学びを紹介してきましたが、僕の地域デザインに関する取り組みを紹介します。

僕が住まう街、今年市政90周年を迎えた神奈川県川崎市。これまで「そうだ、川崎市議会に行こう!」というタイトルで川崎市議会の傍聴を通じての気づきや学びを紹介してきましたが、僕の地域デザインに関する取り組みを紹介します。

2013年9月から「こすぎの大学」というソーシャル系大学を毎月開催しています。

急速に再開発が進む街、神奈川県川崎市中原区の武蔵小杉。「こすぎの大学」は、毎月第2金曜日の夜、武蔵小杉に住んでいる・勤めている・関心のある方々が集う"学び舎"です。武蔵小杉に集う新旧世代が一緒になり、武蔵小杉の魅力を再発見すると同時に価値創出につながるアイデアを共創し、地域事を自分事に捉えてアクションにつなげています。毎回、武蔵小杉に関わりのある方が"先生役"として登壇し、武蔵小杉での活動事例や想いを語り、その後、"生徒役"である参加者同士が対話を通じて先生役のメッセージを自分事にします。小学校のように 4 時限の授業形式でワークショップを進めることで、オトナがコドモのような純粋なキモチで街づくりを楽しむ、それが「こすぎの大学」です。

記念すべき第1回目では、武蔵小杉にオフィスがあるNECでデザインを統括されている佐藤敏明さんを先生役としてお迎えして「NECと地域デザイン」をテーマにプレゼンテーションしていただいた後に、生徒役である参加者の方々と「武蔵小杉を表現する漢字」を探求して6つの漢字を導きました。

導いた漢字は「開」「交」「結」「流」という既存の漢字に加えて、「イ融」「交+心」(読み:ネットワーク)という『広辞苑』にも掲載されていない新語まで!!!

短時間で新語が創出されることが端的に表現しているように、コラボレーションによる価値創造の可能性が無限大の街、それが武蔵小杉なのだと感じた時間でした。そして、自分たちのため、次世代のために、武蔵小杉が心が交わる街になるように育んでいこうと決意した瞬間でもありました。

「こすぎの大学」を通じて未だに1年強ですが、様々な出会いや出来事があり、幾つかの成果も上がり始めていますので改めて紹介させていただきます。

<武蔵小杉を表現する漢字>

  • 「開く」「拓く」「啓く」という意味。可能性がいっぱいの武蔵小杉。スマートに開拓できる可能性がある。

  • イ融
  • 「人が融合すること」を意味する新語。新旧の住民、住む方・勤める方・好きな方が融合し、何かが生まれる街。

  • 交+心 (読み:ネットワーク)
  • 「心が交わる」と書いて「ネットワーク」と読む新語。人が行き交うだけでなく、心が交わる、心温まる街。

  • 南武線や横須賀線、東急東横線や目黒線など多くの鉄道が交わるように、新旧の住民、住む方・勤める方・好きな方が交わることで可能性が無限大の街。

  • 武蔵小杉に住む方・勤める方だけでなく、その方々をHUBにして更に他の方々とも結ばれる街。ご縁が続く街。

  • 「交流」(コミュニケーション)、「流転」(チェンジ)、「流行」(トレンド)、「流石」(スマート)

「こすぎの大学」ホームページ・facebookページ

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