環境委員会での質疑(PCBについて)

PCBは元々は自然界には存在しない、商品として人為的に生産された化学物質である。そうである以上、製造者責任があるはずである。

本日は参議院環境委員会が開かれる。冒頭、委員長や大臣ら全員で熊本地震の犠牲者に黙祷を捧げる。その後、PCB処理特措法改正案についての質疑が行われ、私も質疑に立った。

PCBは40年以上前に製造が禁止されたが、使い終わっても処分できないために廃棄物として溜まり続けてきた(廃棄物だけではなく、今も使用中のPCB入りトランスなどもあるが)。

これらのPCBは廃棄物であれ使用中のものであれ、一定期間内に処分することになっている。これは国際条約でも決まっており、国内でもPCB処理特措法で義務化されている。

さてPCBは元々は自然界には存在しない、商品として人為的に生産された化学物質である。そうである以上、製造者責任があるはずである。

ところがこの点はこれまであまり指摘されてこなかった。そのため製造者(国内では具体的には2社ある)が処分費用の支払いなどはしていない。

PCB処理のためには国や地方の税金も投入されている。迅速な処理のためにその必要性は理解するが、一方で、なんでも税金で解決しようとするだけでなく、製造者に一定の責任を果たしてもらうという観点も重要だと思う。

今年は私にとっても夏に参議院議員としての改選期を迎えるので、そちらの準備も進めなければならないが、国会開会中なので国会での活動もしっかりと行っていきたい。

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