新年が明けて、恒例の賀詞交歓会が続く毎日です。また、政府与党は補正予算や来年度予算の編成に余念がありません。我々維新の党も新年早々休んでいるわけにはいきません。
3か月後には全国で統一地方選もあります。大阪では「大阪都構想」の成否を左右する選挙戦でもあります。いち早くこの統一地方選に向けた選挙態勢を組んで、しっかりと全国津々浦々に有為な人材を擁立してまいりたいと思います。
そして、こうした選挙戦、1年半後の参院選を戦い抜くためにも、今年は維新の存在意義、すなわち「維新カラー」というものを前面に押し出していきたいと思います。
その「維新カラー」とは一体何でしょう? 二つあります。
一つは先の選挙戦でも訴えた、議員や役人が「身を切る改革の断行」です。これについては昨年末の特別国会でも、極めて異例なことでしたが、国会議員の歳費3割カット、さらには衆議院の定数の3割カット、文書通信交通滞在費の使途公開法案等を提出しました。選挙の公約を守るという意志を明確にするためです。これらの法案は「継続審議」となりましたので、この月末にも予想される通常国会でも引き続き声高に訴えてまいります。そして、国民の皆様の声をバックに実現を図ってまいりたい。
二つ目はやはり、「抵抗勢力を打ち砕く改革」と言うか、「既得権益を打破する改革」です。これは自民党でも民主党でも出来ない、しがらみのない維新の党しかできない、国民本位の真の改革でもあります。
しっかりと「岩盤規制」を改革して、民間の活力が十二分に発揮できるような環境条件を整備していく。農業や電力・エネルギー、医療・福祉・子育て等々、これからの日本を切り拓く成長分野ほど、こうした「規制」(手枷足枷)でがんじがらめなのです。守旧派の官僚や政治家がかけている民間への手枷足枷を取り払い、「民間が主役」の国造りをしてまいります。
さらには、維新の党の原点である「地域主権改革」。中央集権体制を打破して徹底的に権限・財源を地方に移譲して、地域のことは地域で決める。霞が関や永田町でふんぞり返っている官僚や政治家には決して地方のことはわかりません。あくまで基礎自治体(市町村)が基本、中心の「道州制」を実現して、こうした「地域が主役」の国造りをしていきたいと思います。
そう、維新の党は「日本人、あるいは民間のポテンシャル、可能性」を信じているのです。それを阻害しているのが中央の規制、補助金、天下りネットワークなのです。そこから票やお金をもらっている既成政党には決して、こうした「民間と地域が主役の国造り」はできません。
これこそ「維新の党ここにあり」と国民の皆様に訴えかけるポイントだと思いますので、この26日にもスタートする通常国会では、代表質問、予算委員会、各種委員会等々でこうした維新カラーをしっかりと前面に出して国民の理解を求め、より一層の支援の輪を広げてまいりたいと思います。
(2015年1月13日「江田けんじ公式ブログ」より転載)