上西小百合議員を除名処分・・・維新の原点にそむく

維新の党は、本日、党紀委員会を開き、上西議員本人に弁明の機会を与えた上で、除名処分を決定いたしました。

維新の党は、本日、党紀委員会を開き、上西議員本人に弁明の機会を与えた上で、除名処分を決定いたしました。本人には再三にわたり議員辞職を求めましたが、残念ながら受け入れられませんでした。

「除名」の理由は簡単です。上西議員の一連の行状が、「身を切る改革の断行」「税金のムダ遣いの解消」といった維新の党の原点に対してさえ、国民の皆さんに大きな疑念を抱かせるに至った、そうした事態を重大かつ深刻なものとして受け止め、断じて許すわけにはいかないと判断したからです。

たしかに、既成政党の相場観では、法律違反の事実もなく、「厳重注意」程度の処分が相当であるかもしれません。あの小渕議員や西川議員のような法律違反の疑いの濃い事案でも、大臣を辞めた後、本人は説明責任も一切果たさず、党としての処分も何らされていないではないかとの議論もあるでしょう。

しかし、維新の党は、そんな既成政党の「相場観」にはとらわれません。これまで自らを厳しく律してきた政党であるからこそ、こうした事態を招来したことを深く国民の皆さんにお詫び申し上げるとともに、党としての明白なけじめをつけなければならないと考えるからです。昨日、3時間に及ぶ、橋下大阪維新の会代表同席の下での上西議員の説明記者会見もその一環でした。

あらためて、こうした人物を公認し、議員にまでしたことを深く国民の皆さんにお詫び申し上げます。また、これによって、維新の党の、議員が「身を切る改革の断行」に、微塵も揺らぎないことをここにお誓い申し上げます。

(2015年4月5日「江田けんじ公式ブログ」より転載)

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