世界最悪レベルの「メルトダウン」事故を忘れてはならない。

「アベノミクス」は煙幕ではないのか。東日本大震災前と同じように、目先の利益を優先し、将来の世代につけを回す至極不倫理的なコースへの逆戻りしているようにしか思えません。そう、倫理観の欠落が問題だと思うのです。

第23回参議院議員選挙が目前に迫っており、間もなく投票日を迎えます。争点が「アベノミクス」「成長戦略」に集中しており大変危惧しています。自民党は原発の再稼働、輸出に積極的であり、あの東日本大震災の世界最悪レベルの原発事故がなかったかのように行動しています。これでいいのでしょうか。今一度、エネルギー問題を主な争点としつつ、これからの未来の日本を考えるべきではないでしょうか。

景気が良くなり、株価が上がる。ボーナスが増える。マンションが売れる。表面的に豊かさを取り戻せたという錯覚に陥らせるに十分な効果を「アベノミクス」は発揮していることは事実でしょう。しかし、何の問題解決もしていない。「アベノミクス」は煙幕ではないのか。東日本大震災前と同じように、目先の利益を優先し、将来の世代につけを回す至極不倫理的なコースへの逆戻りしているようにしか思えません。そう、倫理観の欠落が問題だと思うのです。

投票目前ですが、今一度、福島第一原発事故の現実を見つめ、その上で未来を選んで欲しいという願いから、2つのドキュメンタリー映画をウェブ上の映画館「THEATRE TOKYO」で緊急上映することに致しました。

まずひとつめは、堀潤さん(元NHKアナウンサー)による福島第一原発事故(2011年)を含めた日米メルトダウン事故のマスコミでは明かされなかった現実を突きつけるドキュメンタリー『変身-METAMORPHOSIS』。

そしてふたつめは、4年の歳月をかけて製作した農業、産業、ITに続く、世界で起きている再生可能エネルギー革命に関する真実を綴ったドキュメンタリー『第4の革命 - エネルギー・デモクラシー』です。こちらは、ドイツで13万人を動員し、2010年ドイツで最も観られたドキュメンタリーとなった話題作で、3.11東日本大震災以後、5月3日にアルテ(ドイツ・フランス共同テレビチャンネル)、5月19日にARDで放映され200万人以上が視聴。ドイツの脱原発に一定の影響を与えた映画です。6月6日、ドイツ・メルケル首相は2022年までの「脱原発」を閣議決定しています。

ここでもう一度、福島原発事故の真実を認識して頂きたい。そして再生可能エネルギーの現状を広く知って頂き、今回の選挙というものに皆様全員がそれぞれの立場と方法で積極的に参加して頂きたいという気持ちでこの2作品を上映することを決定いたしました。

どうぞこの機会にご覧ください。

※緊急先行上映となります。

監督:堀潤 / 製作国:日本(2013年)

配給・宣伝:ユナイテッドピープル

上映期間 7月18日(木)~ 7月20日(土)

*theatre Aにて公開予定

*1:00 / 4:00 / 7:00 / 10:00 / 13:00 / 16:00 / 19:00 / 22:00

監督:カール-A・フェヒナー / 製作国:ドイツ(2010年)83分

配給・宣伝:ユナイテッドピープル

上映期間 7月18日(木)~ 7月20日(土)

*theatre Bにて公開予定

*上映時刻 2:00 / 5:00 / 8:00 / 11:00 / 14:00 / 17:00 / 20:00 / 23:00

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