「影響を受けやすい子供達は測ってほしい!」内部被曝検査レポート

NPO法人免疫療法支援する会の内部被曝検査ステーション(協賛 千本桜クリニック)にてホールボディーカウンターを使った内部被曝検査をしてきました。

NPO法人免疫療法支援する会の内部被曝検査ステーション(協賛 千本桜クリニック)にてホールボディーカウンターを使った内部被曝検査をしてきました。

結果を動画および追加情報ソースを加えて一般公開します。

公開する理由は、低線量被爆がどのようなものなのか知っていただきたい、内部被曝検査ができて対策をすることで線量を下げることができることを知ってほしい、現在の食品のセシウム検査基準の実態を知って欲しい、特に影響を受けやすい子供達を守りたい。このような想いで自費で検査を受けた結果を公開するものです。一切、検査を受けた会から広告費等をいただいてはおりません。

結果は東京都で検査を受けた方のおよそ2倍の内部被曝量でした(7.7ベクレル/kg)。これは食べ物に何も気を使っていない、そして福島周辺にたまに行っており、かつ、飯舘村では高線量エリア( https://www.youtube.com/watch?v=pGDGYa-45Qo )などに取材のために行っているからの結果です。この体を使い、どれほど内部被曝量が、気を使うことでデトックスできるのか追加報告をさせていただく予定です。

関根青龍(健次)

◆内部被曝検査レポート◆

2014年4月15日

調査場所:

NPO法人免疫療法支援する会 内部被曝検査ステーション(協賛 千本桜クリニック)

http://kensa489.com/

日本橋人形町3-5-2 ルート人形町ビル2F

調査方法:

ホールボディカウンター 「アンチドザ」(ウクライナの国家プロジェクトとして開発)

調査対象人:

関根青龍(健次)

福岡市在住(震災発生時は横浜市と千葉県在住)。月1/3以上は東京や東北などへ行っている。普段から内部被曝は気にせずなんでも食べている。

費用:

5,000円(通常は9,000円で2014年度はキャンペーンをしているようです)

結果:

総量525ベクレル

7.7ベクレル/kg(内部被曝検査ステーション平均4ベクレル/kg)

※セシウム137

デトックスについて:

玄米食、酵素風呂(発汗)、活性炭を食べる(キッズカーボン)が効くようだ。もちろん基本的に汚染食品を食べないこと。

※キッヅカーボンを今後飲用、デトックスを試みる。4月26日に再検査予定。

どうすべきか:

・全国にホールボディカウンターを設置すべきであると先生(同意)

・無料で検査できるようにすべきであると先生(財源が不安)

・不検出の設定値をなくすべきであると先生(同意)

・影響を受けやすい子供の検査をもっとすすめるべきと先生(同意)

・学校給食に活性炭「キッズカーボン」を出すべきと先生(副作用はないというがその辺を調査し、問題ないようであれば同意)

検査してみた意見:

数値を知ることができれば対策が打てる。そのためには検査し、かつ結果が数値でわからなければいけない。健康被害は命に関わる問題。ホールボディカウンターをやるやらないは、費用がかかるし各々の判断。少なくとも親は子供を、子孫を守るために何かしら対策をした方がいい。

普段の食生活を、学校給食含め見直すべきである。食品ごとに汚染されやすいものが存在するため(しいたけなど)、普段から子供にはそのような食品は食べさせないことを徹底すべきではないか。学校給食には普通にセシウムが含まれた食材が流通していると考えた方がいい(基準が甘いため)。またコンビニによっては積極的に福島エリアの食材を使うことを公言しているところもあるため注意すべきだ。

※べきばかりで、申し訳ありません。

◆取材メモ◆

自分の体の内部被ばくを調べつつ、NPO法人免疫療法支援する会の理事長、新納悟さん(医師ではない)に話を聞き、「ウクライナの8割の子ども(チェルノブイリ 30km ゾーンからの避難者)は健康被害を抱えている」などと驚愕の事実を知ることになった。裏付けとなる情報ソースや追加情報を加えつつ紹介する。

重要なポイント

・体の成長が著しい小学生までは特に内部被曝に気をつけた方がいい。

・体の内部に取り込んだセシウムはデトックスができるが、そのためには正確な数値を測らなければならない。福島には50程度のホールボディカウンターが存在するが、そのうち9割の300ベクレル/kg以下はノーデータ(不検出)となる設定となっているため、

セシウム、99%で不検出 福島の内部被曝、チェルノブイリを大幅に下回る

これは「内部被曝隠し」とも言われる状況ではないだろうか。

なお、「検出者の平均は体重1キロ当たり約10ベクレル」で。

・311以前の2010年、食品に含まれるセシウム137の全国平均値は、米0.0045ベクレル/kgで、牛乳については0.0082ベクレル/kgであった。それが、震災後に日本政府が設定した基準値は、一般食品(米など)は100ベクレル/kg、牛乳や乳児用食品は50ベクレル/kg以下は安全となった。基準値以下であればND(不検出)となるが実際にはセシウムは検出されている。

日常の食生活を通じて摂取される放射性核種の量

食品中の放射性物の新たな基準値(厚生労働省)

放射性物質の新しい基準はどの程度厳しいのか?(NHK)

「チェルノブイリ原発事故の影響を受けたベラルーシでは、

▽飲料水が10ベクレル、(日本と同じ)

▽パンが40ベクレル、(日本は一般食品なので100)

▽ジャガイモが80ベクレル、(同上。日本は一般食品なので100)

▽牛乳や乳製品が100ベクレル(日本は50)

など、食品ごとに基準が設けられています。

ちなみにベラルーシは、事故後、徐々に基準を厳しくして現在の数値になっているという経緯があります」 ※NHKレポートより

・ウクライナの8割の子ども(チェルノブイリ 30km ゾーンからの避難者)は健康被害を抱えている。

ウクライナ政府(緊急事態省)報告書

『チェルノブイリ事故から 25 年 "Safety for the Future"』

1986年のチェルノブイリ事故からおよそ10年後から15年後の子供への健康被害が著しく出ていることがデータで明らかになっている。

1997-2001 年には

「次のような身体的病気の特異性が見出された:発症の若年齢化、多系統・複数の器官にわたる病変、治療に対して比較的抵抗性があり、経過が長引き再発する。これらの集団は小児期全体を通して、低い健康レベルが続いている。17-18 歳の時、チェルノブイリ 30km ゾーンからの避難者の 76.6%、汚染地住民の 66.7%に慢性的な身体疾患が現れ、病理学的な変化の指数は 5.7 に達した。

このように、放射性ヨウ素とチェルノブイリ惨事による放射線以外の好ましくないファクターを受けた子どもたちは、多くの慢性的疾患という負荷を負いながら生殖年齢に達し、それが彼らの子孫の健康に影響を与えざるをえない。 」

参考:

体内蓄積のセシウムが心臓疾患誘発 病理解剖学者「汚染食品食べない努力を」

後日追加報告を公開予定です。

関根青龍 (本名 関根健次)

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