ハフィントンポスト日本版編集長を退任いたします。これまでのご支援に感謝申し上げます

私は、本日3月14日をもちまして、編集長を退任することといたしました。在任中は、日頃から格別のご支援ご厚情を賜り、誠にありがとうございました。
Kenji Ando

ハフィントンポスト日本版をいつもご愛読いただき誠にありがとうございます。

私は、本日3月14日をもちまして、編集長を退任することといたしました。在任中は、日頃から格別のご支援ご厚情を賜りまして、大変ありがたく厚く御礼申し上げます。読者の皆様をはじめ、私をしっかり支えてくれたハフポスト日本版スタッフ各位、そして、メディア関連の関係各所の方々には、大変お世話になり、心から感謝の思いをお伝えさせていただきます。

振り返りますと、一ジャーナリストの身から2014年9月に編集長に就任以来、ハフポスト日本版の成長に向けて精一杯努めてまいりました。自分より若くネットに強いスタッフに囲まれ、とても刺激的な毎日を過ごさせていただきました。オフィスはいつも和気あいあいで笑い声が絶えず、常に「何か新しいことがしたい」との雰囲気に溢れ、日々フレッシュな思いを持たせていただきました。

編集長としての1年半の在職中、様々な課題がありましたが、安保法案LGBT新国立競技場問題地方創生などを市民目線で報道。独自取材を増やしリベラルメディアとしてブランドを強固にできたものと確信しております。また、2013年5月のローンチ当時からのコアターゲットである「団塊ジュニア」に加え、女性や若年層の読者からもご愛顧をいただくようになり、2015年夏に1億PV/月、1500万UU/月を達成する媒体に成長いたしました。日本版編集主幹の長野智子に加え、韓国版とインド版の編集主幹2人を招き、同年5月に創立2周年イベント「未来のつくりかたーーダイバーシティの先へ」を開催できたことも大変嬉しく思っております。

ただ、もう少しできたのではないか、と悔いが残っていることもあります。それは日本から海外への情報発信です。これまでの英文記者としての経験を生かし、もっと「日本からアジアへ」「アジアから世界へ」とニュースを発信し、国際ニュースをハフポの「売り」にできたのものと反省しております。こちらは引き続き、今後の私のキャリアでの課題にしたいと思っております。

これからは在職中に培った経験とノウハウを存分に生かして、主に国際ニュースを扱う編集者やジャーナリストとしての新たな道を歩んで行きたいと考えています。あくまで自己都合での退任となり、関係各位にはこの度、大変なご迷惑をおかけしますことを心よりお詫び申し上げます。

末筆ではありますが、お世話になりました全ての皆様に感謝の気持ちを込めまして、退任の挨拶に代えさせていただきます。短い間ではありましたが、誠にありがとうございました。これまで同様にハフポスト日本版への変わらぬご支援ご指導を今後ともよろしくお願い申し上げます。

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