いじめられた女性が考えた、いじめで苦しむ人をなくす3つの方法

いじめっ子には、こんな態度をとってみましょう。
Multiracial school children putting their hands together
damircudic via Getty Images
Multiracial school children putting their hands together

大統領選の報道を見たり、Facebookで選挙関連のハッシュタグを検索してみてください。何が見つかりますか?

国の将来について、礼儀正しく議論している人はあまりいないことに気付くでしょう。そこで目にするのは、嘘や憎しみ、それに辛辣な言葉です。

大人がこんなにお互いを攻撃しあっているのであれば、学校でいじめがなくならないのも不思議ではありません。

私たち大人が、お互いに対して親切にできていないのに、子供にそれを期待するのは間違いです。それは、タバコを吸いながら、子供に喫煙の怖さを教えるようなもの。子供は大人の言うことを聞くのではありません。大人のやっていることを見て、学ぶのです。

子供たちに、いじめは容認できないものだと教えることは、あなたにとって大切なことでしょうか。

もしそうであれば、いじめの世界を抜け出し、良い変化を生む、三つの方法を伝えたいと思います。

もしあなたが、他人をどなりつけたり、自分と意見が違う人の悪口を言うのが好きなら、今から私が伝える意見はあなたを変えることはないかもしれない。

しかし、あなたが変わることを恐れない人なら、心に響くものがあるかもしれません。

1. 売られた喧嘩を買わない

これは、子供の頃に母親から何度も言われた言葉です。だけど本当の意味がわかるようになったのは、大学生になってからでした。

たとえ誰かが、あなたについての嘘や間違ったことを言っても、立ち向かう必要はありません。代りに、相手にしない、毅然とした態度で接する、関わらないようにすることができます。いじめる人に立ち向かっても、何の利益もありません。

喧嘩を買わない目的は、相手にいじめをやめさせることではありません。相手はやめるかもしれないし、やめないかもしれない。大切なのは、自分の行動を変えることです。自分の力で、いじめに関わる人を一人減らことができます。

2. たとえ相手と意見が違っても、擁護すべき時は味方してあげて下さい。

ゲイの子供を勘当したことについて、オンラインで討論したことがあります。議論の中で「ゲイ肯定派」の女性が「ゲイ反対派」(勘当は反対) の女性に、あなたなんか死んでしまった方がいい、と言いました。

私はゲイ反対派ではありません。でも、ゲイ反対の人に自殺しろと言うのは、建設的な意見ではありません。だから「誰にでも、命を脅かされずに意見を述べる権利がある」と発言しました。同じようなケースは他にもたくさんあるでしょう。

あるグループに属する人 (白人、黒人、キリスト教徒、ゲイでない人など)に嫌な思いをさせられた経験があるかもしれませんが、だからといって、そのグループの人全てが悪いわけではありません。

自分と意見が違う人でも、礼儀正しく議論をすれば、理解を深められるでしょう。

3. いじめに、親切で返す

私はここ数年、いじめに反応しない、もしくは親切な態度で接するよう心がけてきました。時には唇を噛み締めたり 、癇癪をおこしたりする場面もありました。いじめに親切で対応するのは、簡単ではありません。だけど、難しい道こそ正しい道であると思います。

いじめに親切で返すためのコツ、それはいじめに憎しみで応えている姿を想像することです。そんなにいい人生ではないでしょう? お金や名声があっても、周りに嫌なことを言いながら時間を過ごしていれば、頭の中は憎しみだらけでしょう。

だから、嫌なことを言われたり、されたりしたら、まずは深呼吸をして、怒りを抑えてください。もし何か反論があるときは、短く丁寧に。間違った事実を訂正するに留めましょう。心配しないでください。類は友を呼ぶ、です。いじめる人を無視すれば、そのうち彼らはあなたに関わってこなくなります。

ハフポストUS版に掲載された記事を翻訳しました。

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