母親・仕事人・妻...... 3つの役割の中で あえて『妻』という存在について考えてみる【後編】

みなさん「夫婦」の時間ってどうしていますか?

「『妻』という存在について考えてみる」アンケート調査、前編では夫婦の理想と現実が浮き彫りになりました。思い描く理想に近づくには、お互いが「ちょっとした気遣いや思いやり」を「日々の積み重ねることが大切」という超基本的な結果に落ち着きました。

しかし、これがなかなか難しい! 毎日、家事に仕事に、上手く回すので精一杯。多忙な状況に甘んじて、妻という役割をおろそかにしていたことを思い知らされました。

後半では、夫婦間コミュニケーションについて伺いました。みなさん「夫婦」の時間ってどうしていますか?

Q6.夫婦だけの時間は1日平均どのくらいありますか? また、どのように過ごしていますか?

・15〜30分ほど(結婚8年目/子2人、結婚10年目/子2人、結婚13年目/ 子3人、結婚10年目/子2人・結婚13年目/子1人)

・朝食前の30分ぐらい。支度しながらコーヒー飲みつつおしゃべり(結婚7年目/子2人)

・ほとんどなし(結婚13年目/子2人、結婚4年目/子1人)

・日常的には5分くらい? 子供のことで気になっていることなどをシェア。 (結婚18年目/子2人)

・ここ半年ほどほぼなし。一度だけ2時間ほど夫婦だけの時間があったが、 会話もなく自分たちの好きなことをしていた。(結婚16年目/子3人)

・1時間くらい。話したり、お互いスマホいじったり...... (結婚6年目/子2人)

平日は「ほぼなし」「あっても15〜30分ほど」と言う回答がほとんど。逆に時間があってもお互い自分たちの好きなことをして...... という回答も。

そんな中、お仕事を一緒にされている方は「1〜2時間の時もあれば、出張時のように24時間一緒の時も」とのこと。仕事でも一緒で、夫婦の時間も取れているのは素晴らしいですね!

Q7.夫婦だけの時間を確保するために、努力は必要だと思いますか? また、どのような努力をしていますか?

・努力は必要。でも出来ていない(結婚8年目/子2人、結婚16年目/子3人)

・寝かしつけてから起きるしかないけど、睡眠優先(結婚4年目/子1人、結婚7年目/子2人)

・とにかく子どもを早く寝かしつける(結婚18年目/子2人)

・子どもが寝た後は必然的に2人の時間なので特に努力なし(結婚6年目 /子2人)

・お互いのスケジュールをあける(結婚10年目/子2人)

・職場も一緒なので、スケジュールをお互いに確認しあい、ランチやディナ ーに行ける時間を調整し合う。シッターさんにお願いして外出(結婚10年目 /子2人)

・両親に預けて仕事に一緒に行くことが夫婦の時間(結婚11年目/子2人)

自由時間を作るには、子どもを寝かしつけたあとが最重要ポイントですが、これには「自分も寝落ちしてしまう」危険が伴います。子どもが寝たら起きるつもりでいても、実際は誰よりも先に寝てしまうことも多く...... 結果、朝起きて反省、なんて経験、ある方も多いですよね。

片や「きちんとスケジュールを合わせてランチ」なんて、どれだけステキなご夫婦なのでしょう。そういう発想もない自分が怖いです。シッターさんやご両親等、誰か人の手を借りるのもたまには良いですね。時には夫婦だけで出かける時間も欲しいものです。

続いて、夫婦間において日頃から心がけていることと、現在の悩みについて調査しました。

Q8.夫婦間のコミュニケーションで日常的に大事にしていることは、どんなことですか?

・「ありがとう」とこちらが悪かった時の「ごめんなさい」は早めに伝える (結婚13年目/子2人)

・いってらっしゃいのハグ、日中たわいもないメール(結婚7年目/子2人)

・ほうれんそう(結婚10年目/子2人) 

・小さなことでも「ありがとう」と言う。軽いスキンシップ(結婚18年目/ 子2人)

・穏やかに話すこと(結婚13年目/子3人)

・特になし。良く言えば自然体(結婚11年目/子2人・結婚6年目/子2 人・結婚4年目/子1人)

「ありがとう」「ごめんなさい」そして「ほうれんそう」コミュニケーションの基本中の基本ですが一番大事ですね。

さらに「穏やかに話すこと」「軽いスキンシップ」「たわいもないメール」...... 何というか、ちょっとした心のゆとりが必要なのでしょうね。まずは眉間のシワを無くすところから始めたいものです。

Q9.夫婦間における悩みはどんなことですか?

・夫婦の時間がない(結婚13年目/子3人、結婚7年目/子2人)

・特になし。夫婦という切り口で考えていない(結婚6年目/子2人)

・亭主元気で留守がいいという心境になっている(結婚13年目/子1人)

・二人きりになると、どうしていいかわからない(結婚8年目/子2人)

・主人にとっては自分が愛されていないと感じることも多いようで、 私にとっては努力しているつもりでも夫は不満を抱えている(結婚10年目/ 子2人)

・第二子希望だが、仕事と収入をキープできるか心配というか悩み (結婚4年目/子1人)

・三人目が3歳になった時点で、実は夫と性格が合わない!と強烈に感じてしまい、イラっとすることが増えてしまった(結婚16年目/子3人)

・夫の持ち物を早く処分して欲しい(結婚13年目/子2人)

各家庭それぞれの悩みがある様ですが「二人になるとどうしていかわからない」「亭主元気で留守がいい心境」これに激しく同意してしまいます!

いつからこうなってしまったのか...... 適度な距離は必要だとは思いますが、保ちすぎると距離を縮められなくなっていくのかも。

最後は、自分たち夫婦の状況についての質問です。五択で選んでいただきました。

Q.10自分たちの夫婦関係、あえて選ぶとしれば「ラブラブ、それなり、普通、マンネリ、崩壊寸前」のどれに当てはまりますか?

ラブラブ(16.7%)

それなり(41.7%)

普通(41.7%)

マンネリ(0%)

崩壊寸前! (0%)

「それなり」「普通」が8割超えでしたね。何かと悩みや心配事はありますが「それなり」だったら問題ないでしょう!

中でも「ラブラブ」と言えるご夫婦が素晴らしい!  夫婦がギスギスよりもラブラブの方が、家族みんなが幸せになれますね。

前編・後編通して、様々な夫婦像を垣間みることができ、改めて「妻」「夫婦」を考えてみるきっかけになったのではないかと思います。

いざ夫婦の時間が取れてもどうしていいかわからない...... そう思うこともあるかもしれませんが、いつか子どもたちが巣立ったとき、夫婦でどう余生を過ごしていきたいかを話しあうのも良いネタかもしれません。

「外国に移住したい」「田舎に帰ってゆっくり暮らしたい」「生涯現役!」等、子どものことを抜きにして、夫婦間で夢を持つのも素敵なことです。

今回は妻(女性)のみのアンケートでしたが、同じアンケートを旦那さん側にも答えてもらうのも面白いかもしれません。でも、正直見たいような見たくないような...... 今のところはパンドラの箱、ということで。

【ライター 飯田 りえ】

20代は関西の女性誌編集部で仕事漬けの日々。とにかく自分で歩いて、見て、聞いて、食べて...... の7年間を過ごす。

結婚を機に上京し、フリーで活動しはじめたところ妊娠発覚。仕事復帰しようとした矢先に2人目も妊娠し、気がつけば4歳と1歳二人の男の子のママに。週末はもっぱら世田谷区内の公園&おいしいものめぐりな日々。お笑いとパンをこよなく愛する神戸人です!

------------------------------------

ワーママを、楽しく。LAXIC

------------------------------------

LAXICは、「ワーママを、楽しく」をキャッチフレーズに子育ても仕事も自分らしく楽しみたいワーママやワーパパ、彼らを取り巻く人々のための情報を集めたWEBメディアです

■合わせて読みたい記事

育休を経て働きかたを変えた理由とは!?

「男は仕事、女は家庭」の時代を生きた団塊世代の男性が、育児と両立できる会社を創った理由とは?

注目記事