"幸感力"高まるメイク 〜チーク編〜

誰からともなく「幸せそう」と感じてもらえる私になっている。そんなふうにご自身のメイクを活かしてみてください。

周囲の人の表情を見渡した時、「あ、幸せそうだな」と感じるのはどんな表情でしょうか。目が笑っていたり、口角が上がっていたり、様々な表情で「幸せそう」と感じることがあると思います。あなただったらどんな表情で相手に「幸せそう」と魅せることができますか。今回はチークメイクで幸感力が高まる、そして相手にも「幸感力」が伝わる仕上がりをお伝えします。

まずは自分の肌の血色を見てみましょう。「ほほ」に赤みが強いかたがチークをそのままのせていくと、赤ら顔のようになってしまいます。またチークの色がそのまま自分の肌に出るとは限りません。チークの色味はご自身の肌の色味にあわせてなじみやすい色を選んでいくと、よりナチュラルな仕上がりになります。

チークメイクのポイントは、まず笑顔でチークをのせていくこと。笑顔で鏡を見ると、自分の「ほほ」が高く上がるのがわかります。「ほほ」の一番高くなるところにチークをのせていきましょう。そこからチークなのか、「ほほ」の血色なのかわからない程度にぼかしていくこと。ブラシで色味の濃淡をつけていく。練りチークやパフを使う場合は、チークを載せたあと、指でぼかすようにするのが大切です。なぜなら、周りからの視線は様々な高さ、角度から見られています。立っている時と座っている時では、視線の高さが変わります。また、正面から見られているだけでなく、横向きの顔を見られている場合も。頬骨の高さは個人差があります。鏡に向かい、正面から見た高さ、横からみた高さ、自分の顔の向きを様々な角度から見て、「ほほ」の高い場所を覚えましょう。一番高い場所から「ほほ」の血色とわからないようにチークを溶かし込んでいくようにすると自然な仕上がりになります。

笑顔でメイクすると気分が上がります。「自分が幸せだと感じる瞬間」も笑顔になっているはずです。鏡に映る笑顔の私は「幸せを感じている私」でもあります。肌の血色はうっすらと赤みが増して柔らかい表情に変化していませんか。毎朝のメイク。笑顔で仕上げられたら幸せな気分で外に出られそうな感じがしますよね。玄関を出たら、道を行き交う人、出会う人に「あなたの幸感力」が映ります。あなた自身が感じる「幸感力」は周囲の人に「幸せ」な気持ちを与え続けていくこともできるのです。

誰からともなく「幸せそう」と感じてもらえる私になっている。そんなふうにご自身のメイクを活かしてみてください。朝のメイクだけでなく、メイク直しする時、誰かに会う前に鏡を見る時。笑顔でメイクを仕上げて、一日の中で「幸感力」を感じてみてくださいね。

ライター: 齋藤 友快(ナチュラルメイクアップアーティスト講師)