地域との交流も生み出すリアル宝探しイベント、中央区で「歌舞伎」テーマに賞金・賞品総額500万円

東京都中央区で、地域内の観光スポットを舞台とした宝探しイベントが開催されているそうです。イベント名称は「参加型謎解きイベント in 中央区~歌舞伎の殿堂に秘められた八つの財宝!~」。

Some rights reserved by digital_studio_japan

東京都中央区で、地域内の観光スポットを舞台とした宝探しイベントが開催されているそうです。イベント名称は「参加型謎解きイベント in 中央区~歌舞伎の殿堂に秘められた八つの財宝!~」。主催は中央区と中央区観光商業まつり実行委員会で、なんと賞金、賞品総額は500万円にもなるそうです!

今回で5回目を迎えるこちらのイベント。昨年は約1カ月間の開催期間中に家族連れのほか、40代~60代の夫婦連れや高齢者、会社帰りのサラリーマンなど約7000人が参加するなど好評でした。それを受け、今年も昨年と同じ日程で開催しているそうです。

イベントの企画、運営は、宝探しを用いたイベントの企画・運営を行う「ラッシュジャパン」によるもの。

■地域資源を活かした宝探しイベント

今回の中央区で開催される「宝探し」のテーマは「歌舞伎」。「歌舞伎の殿堂の舞台に使われる『ヒノキ』を伐採する際に、一枚の古書が発見された」というのが基本の設定となっているそうです。

中央区内には16カ所の「ヒント提供店」、14カ所の「発見報告所」が設置されており、一連の謎解きを通して、参加者の「回遊、買い物を促す」という狙いも。参加は無料で、11月4日まで開催されます。「宝の地図(参加チラシ)」の入手場所などの詳細は、同イベントホームページで確認することができます。

各地で開催されるようになってきた「リアル宝探し」イベント。その土地に残る文脈をコンテンツに、地域資源を活用して、地域との交流を促すことが可能なもの。自分の地域で開催するとしたら、どんな設定で開催するか考えてみるのもおもしろいかもしれませんね。

執筆者:Junya Mori

フリーエディター、ジャーナリスト。岐阜県出身、東京を拠点に活動中。デジタル領域を中心に複数の媒体で編集・執筆を行う。デザイン、テクノロジー、イノベーション、社会起業、シビックプライド等のテーマについて発信。

(※この記事は2013年10月22日の「マチノコト」より転載しました)

注目記事