静岡県袋井市は、自転車を生かしたまちづくり「サイクルタウン研究事業」に取り組んでいます。この事業の一環として、生活用品購入に困っている「買い物難民」の高齢者が、自転車を活用することで利便性向上が図れるかどうかを調べるため、電動アシスト自転車による実証実験「らくらく買い物プログラム」を行うそうです。
スーパーマーケットの撤退や地元商店街の衰退に加えて、公共交通機関も乏しいJR袋井駅南口。同実証実験はその高南地区に暮らす高齢者を対象に、11月から来年3月まで5カ月間実施されるそうです。
実証の詳細は、65歳前後の男女10人をモニターとして募集。乗り方講習会を実施した後、電動アシスト自転車を貸し出して、買い物や通院など日常生活に利用してもらいます。モニターのためGPS端末を携行して、利用状況を日誌に記録してもらう。行政は月1回程度、利用状況の報告を受けてデータを分析し、利便性向上など効果を検証していくそう。
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都会から離れ、地方に行くとこうした課題は多く見られます。スーパーマーケットの撤退や地元商店街の衰退に加えて、公共交通機関も乏しい地域で、高齢者がどのように移動するかは今後どのエリアでも課題になるはず。この実験の結果がどうなるのか気になりますね。
(via 商店街ニュース)
執筆者:Junya Mori
フリーエディター、ジャーナリスト。岐阜県出身、東京を拠点に活動中。デジタル領域を中心に複数の媒体で編集・執筆を行う。デザイン、テクノロジー、イノベーション、社会起業、シビックプライド等のテーマについて発信。
(※この記事は2013年11月13日の「マチノコト」より転載しました)
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