TOKYO FMが、モノづくり大田区からの挑戦を応援!「下町ボブスレー」応援企画がスタート

東京都・大田区には約4,000の工場があり、「モノづくりのまち」として知られています。その工場の多くは、主に金属を素材とした「削る」「磨く」「形成する」「メッキする」といった、ひとつの加工を専門に請け負っている工場がほとんど。そんな大田区で、モノづくりを応援する企画がスタートしました。

東京都・大田区には約4,000の工場があり、「モノづくりのまち」として知られています。その工場の多くは、主に金属を素材とした「削る」「磨く」「形成する」「メッキする」といった、ひとつの加工を専門に請け負っている工場がほとんど。

そんな大田区で、モノづくりを応援する企画がスタートしました。

■ラジオ番組でモノづくりを応援

東京のFMラジオ局 TOKYO FMでは、2014年2月に開催される第22回オリンピック冬季競技大会(2014/ソチ)に向けて、同ラジオ局における番組、「Skyrocket Company」(月-木17:00~18:45/東京ローカル)、「SPO☆LOVE」(毎週土曜5:00~7:00/東京ローカル)の2つを中心に、大田区の中小企業60数社が日本初の国産ボブスレーソリ開発に挑むプロジェクト「下町ボブスレー」の応援企画をスタートさせました。

「Skyrocket Company」は、"ラジオの中の会社"をキャッチフレーズに展開しているで番組。今月、10月9日より、毎週水曜の番組コーナー企画として「スカロケ下町ボブスレー応援部」をスタートしています。また10月スタートのスポーツ情報新番組「SPO☆LOVE」でも、地元発のスポーツ情報を届ける「ジモスポ」のコーナーで継続的にこのプロジェクトを紹介、応援しています。

■「下町ボブスレー」って?

ボブスレーの国際試合用ソリは、海外ではBMW、フェラーリ、マクラーレンといった各国を代表する自動車メーカーが製作しています。しかし、最近まで日本の選手が使用していたのは国産のソリではなく、外国製の中古品だったそうです。

こうした現状を受け、"日本の製造業の縮図"といわれる大田区の中小企業60数社と大田区産業振興協会、大学などが「下町ボブスレーネットワークプロジェクト」を立ち上げました。

ボブスレー日本代表のための、日本初の国産ソリ開発に名乗りを上げ、昨年に1号機が完成。今年に入り、より軽量化を図った2号機・3号機を製作し、このうちの2号機を来月から海外レースで使用して、実践データをもとに3号機を改良し、五輪に臨む計画を進めている段階だそうです。

スポーツを応援しようとするエネルギーや、ラジオとコミュニティの関係には目を見張るものがあります。ぜひとも来年のソチ五輪では、こうしたエネルギーが合わさった大田区産のボブスレーに活躍してもらいたいですね。

執筆者:Junya Mori

フリーエディター、ジャーナリスト。岐阜県出身、東京を拠点に活動中。デジタル領域を中心に複数の媒体で編集・執筆を行う。デザイン、テクノロジー、イノベーション、社会起業、シビックプライド等のテーマについて発信。

(※この記事は2013年10月21日の「マチノコト」より転載しました)

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