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大気汚染と若年死亡率の関連性

若年死亡率は、オゾンや微小粒子状物質などの屋外の大気汚染物質が人間の健康に与える影響を含む、さまざまな原因と関連している可能性がある。
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Smoke from chimneys against a blue sky Sweden.
Smoke from chimneys against a blue sky Sweden.
Lars Thulin via Getty Images

若年死亡率は、オゾンや微小粒子状物質などの屋外の大気汚染物質が人間の健康に与える影響を含む、さまざまな原因と関連している可能性がある。今回、都市環境と農村環境における若年死亡率と7つの大気汚染物質供給源の関連性が調べられた。J Lelieveldたちは、屋外の大気汚染、主に微小粒子状物質による汚染によって、世界中で年間約330万人の若年者が死亡していることを見いだしている。暖房や調理などの住宅エネルギー消費による汚染物質の排出(インドや中国で多い)が、全世界の若年死亡率に最大の影響を与えている。全体的な健康への影響は粒子の毒性についての仮定に依存するものの、米国の大半の地域と他の数か国では、交通と発電による汚染物質排出が重要であるが、米国東部、ヨーロッパ、ロシア、東アジアでは、微小粒子状物質に対する相対的寄与は農業による汚染物質排出が最も大きいことが分かった。

Nature525, 7569

2015年9月17日

原著論文:

doi: 10.1038/nature15371

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