67Pの塵粒子は、より小さな細長い粒子の集合体であり、異なるサイズの粒子の構造は、階層的な集合を示していることが明らかになった。

今回M Bentleyたちは、宇宙空間に打ち上げられた最初の原子間力顕微鏡であるロゼッタ探査機搭載装置MIDASを使って得られた、67P/チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星(67P)の塵粒子のin situ測定の結果を報告している。

67Pの塵粒子は、より小さな細長い粒子の集合体であり、異なるサイズの粒子の構造は、階層的な集合を示していることが明らかになった。

塵粒子は、小さな単一粒子から大きな多孔質集合体粒子まで、コンドライト多孔質星間塵粒子に似たさまざまな形態であり、多孔質星間塵粒子が彗星起源であるという主張を裏付けている。

Nature537, 7618

2016年9月1日

doi: 10.1038/nature19091

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