人々を盗聴から守ることは、無線ネットワーク上で通信する際の重要な問題である。次世代の技術は、より周波数の高い波を利用するようになっていて、ビームがより狭くなるので、より盗聴しにくくなるはずである。このため、テラヘルツ領域の無線通信の盗聴はほぼ不可能であると考えられることが多い。今回D Mittlemanたちは、実際にはそうではなく、高い周波数を使ってビームを狭くしても、盗聴者は信号を傍受できることを示している。そして、対抗手段として、こうした盗聴者の全てではないが一部を見つけることができる方法を示している。
Nature563, 7729
原著論文:
doi: 10.1038/s41586-018-0609-x
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