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2019年01月17日 17時43分 JST | 更新 2019年01月17日 17時43分 JST

マトリックスが決める運命

多能性前駆細胞の指定が器官レベルで調整される仕組みは、まだ詳しく解明されていない。H Sembたちは今回、ヒト多能性幹細胞を膵臓へと分化させるin vitro培養において、細胞を限局させると内分泌細胞へと向かい、細胞を分散させると膵管細胞への運命をたどることを発見した。彼らはさらに、細胞外マトリックスとインテグリンを介したシグナル伝達が、膵管細胞運命の促進に寄与していることを明らかにした。一方、このシグナル伝達経路を遮断すると、ヒトやマウスの前駆細胞は内分泌細胞の運命を選ぶようになる。

Nature564, 7734

原著論文:

Mechanosignalling via integrins directs fate decisions of pancreatic progenitors

doi: 10.1038/s41586-018-0762-2

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