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2019年01月22日 18時33分 JST | 更新 2019年01月22日 18時33分 JST

ノンコーディングRNAの翻訳が免疫応答に重要な役割を果たす

ヒトタンパク質をコードするゲノムの検証で、ヒトの健康や疾患に大きく関与する可能性のあるタンパク質産物の特定につながるかもしれない。

ktsimage via Getty Images
DNA and RNAの3Dイメージ画像

R Flavellたちは今回、細菌感染や炎症性疾患の状況で、リボソームを濃縮し、これまではノンコーディングと見なされていたRNAに非カノニカルなオープンリーディングフレーム(ORF)を見いだしている。彼らは、マウスのマクロファージにおいて、ATGから始まらないがタンパク質を作り出すことのできる短い新規ORFを多数特定した。このようなORFの1つは、腸粘膜感染に対する宿主免疫に不可欠であることが示された。著者たちは、今後行われるヒトタンパク質をコードするゲノムの検証で、ヒトの健康や疾患に大きく関与する可能性のある、潜在的な非カノニカルORFから作り出されるタンパク質産物の特定につながるかもしれないと予測している。

Nature564, 7736

原著論文:

The translation of non-canonical open reading frames controls mucosal immunity

doi: 10.1038/s41586-018-0794-7

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