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報道とはまた違った質の、不思議なリアリティを届けること――それこそが「ドラマの役割」なのでしょう。
また今年も5月3日がめぐってきた。この日になると、私は1987年5月3日の夜に兵庫県西宮市で発生した、朝日新聞社・阪神支局襲撃事件を思い出す。
会社員の地位を捨てて戦地に身を投げ出す勇気もなく、平々凡々とサラリーマン記者として過ごしてきた私には、後藤さんのような勇気あるジャーナリストが、人間の生命を駆け引きの道具に弄ぶ連中の犠牲になったことが悔しくてならない。