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ショッピングモールの廃墟の中で、何千匹ものコイが悠々と泳ぐ光景は、不気味だが、何か引きつけられるものがある。
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タイ軍事政権が、タクシン元首相の政権復帰を阻止するためタクシン派の一掃を進めている。クーデターで全権を掌握した国家平和秩序評議会(NCPO)は、元首相の支持層の多い北部や北東部の13州の知事を他州へ移動させたことを明らかにした。
総選挙実施を目指すタクシン派(与党・プアタイ党、農民・低所得層)と、選挙を経ない形で政権交代を目指す反タクシン派(野党・民主党、都市部の中高所得層・特権階級(*1))との間の政権争いが混乱を極めている。5月に入ってからは首相の失職、国軍による戒厳令の発令があり、現在は軍事クーデターによって軍事政権が発足している。
クーデターで全権を掌握したタイの「国家平和秩序維持評議会」(議長・プラユット陸軍司令官)から出頭を命じられていたタクシン元首相の実妹、インラック前首相は5月23日、首都バンコクの陸軍施設に出頭した。
タイは約6カ月にわたる政権不在で政府が正常な機能を失い、いまだに来年度予算編成のめどが立たないといった弊害が露わになり始めている。 タクシン元首相派と反政府派は10年近くも権力争いを続けているが、今回の政治危機でタイ経済は既にリセッション(景気後退)間際の状態に陥っている。
タイ陸軍は20日、国内の秩序回復に向け戒厳令を発令した。タイでは昨年から反政府派のデモが続いており、政治的混乱が長引いている。 陸軍の将官はロイターに対して、戒厳令は治安悪化に対応した措置で、クーデターではない、と明らかにした。
タイ国家汚職追放委員会は8日、首相を前日失職したインラック氏について、コメ担保融資制度に絡む職務怠慢で、上院に弾劾請求することを決めた。
政治混乱が続くタイの憲法裁判所は5月7日、2011年の国家安全保障会議の事務局長人事をめぐり、インラック首相が職権を乱用したと認め、違憲と判断した。インラック首相は即時に失職し、人事に直接関与した一部閣僚も同時に職を失った。
政情不安が続くタイ。首都バンコクでは反政府派のデモが続き、警察当局との衝突も深刻化している。一橋大学の浅見靖仁教授(東南アジア政治)は、混乱がしばらくは続くとの見通しを示した。