chipurasu

緊縮財政と難民危機の板挟みで苦しむギリシャ。同国の経済がさらなる窮地に追い込まれている。
金融危機が続くギリシャで9月20日、総選挙が実施され、中間集計の結果、与党の急進左派連合(Syriza)が第一党になることが確実となった。
ギリシャのアレクス・チプラス首相は8月20日、テレビ演説を行い、国民に信を問うため首相を辞任してすみやかに議会選挙を行うと述べた。
ギリシア問題は6月30日のIMF(国際通貨基金)への債務履行期限を超えて宙づりになっている。一気にユーロ圏離脱やドラクマ復活へと進むのか、それとも一時しのぎの更なる支援策で合意するのか、それとも事態の根本的な解決を図る動きがついに出てくるのか。
欧州大陸の周縁で起きている4つの大きな危機が現在、欧州連合(EU)を飲み込む恐れがある。
チプラス首相は6日、ドイツのメルケル首相と電話で会談し、7日に行われる予定のユーロ圏各国の首脳会合でギリシャが新たな財政再建策を提案すると表明した。
財政危機にあるギリシャで5日、欧州連合(EU)などによる改革案の受け入れの賛否を問う国民投票がある。4日までの各種世論調査では、賛否が拮抗(きっこう)している。チプラス政権の意向通り反対多数となれば、共通通貨ユーロからの離脱が現実味を帯びる。大勢は5日深夜(日本時間6日未明)に判明する見通しだ。
これは私見だが、5日に行われる国民投票は民主主義への侮辱だ。
ごく短期的には、金融市場は、ギリシャのユーロ圏からの離脱、それに伴う南欧諸国の格下げリスクを懸念、質への逃避を高める可能性がある。海外からの資金調達にさほど依存していない日本は質への逃避先となり、為替市場ではある程度、円高が進むことも考えられる。
国際通貨基金(IMF)は7月1日の声明で、30日夕方に返済期限をむかえたギリシャからの約15 億ユーロ(約2000億円)の債務が返済されなかったと発表した。