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「光復香港 時代革命」は香港の反政府デモなどで頻繁に使われていたスローガン。今回の裁判では、「国家分裂」を扇動するものかどうかが焦点のひとつだった。
表彰式で中国国歌である「義勇軍行進曲」が流れると、観衆からはブーイングが上がり、続いて「We are HongKong(私たちは香港だ)」というコールが巻き起こった。
東京大学大学院の阿古智子教授(現代中国論)「『中国のモデルがあって、西側はそれに対立している』と、二項対立的に考える必要は本来ありません」
同紙をめぐっては、すでに創業者、経営や編集トップ、主筆ら6人も国安法違反容疑で逮捕されている。
24日付朝刊の発行部数は、普段の10倍以上の100万部。繁華街のニューススタンドでは未明から、市民らが長蛇の列を作った。
香港の民主活動家・周庭(アグネス・チョウ)氏は、未許可デモを組織するなどした罪で実刑判決を受けて収監され、6月12日に出所した。
昨年6月末に施行された香港国家安全維持法のもとでは政府批判も容易ではなく、釈放後もかつてのように自由にもの申すことは難しくなりそうだ。
周さんは重大事件の囚人が入るとされる大欖(たいらん)女子懲教所で服役していた。模範囚のため、6月に出所するという見方が広がっていた。
周さんはこれとは別に、2020年8月に国家安全維持法の疑いでも逮捕されているが、起訴はされていない。
追悼集会は2019年まで毎年開かれてきたが、昨年初めてコロナ対策を理由に開催が許可されなかった。