ISIS

活動をジハード(いわゆる「聖戦」)と位置づけるISISは2012年以来、イラク国内で行っている武装活動に関して、まるで企業さながらの年次報告書を発表してきた。
イラクとシリアで勢力を拡大しているイスラム教スンニ派の過激組織が29日、「カリフ(預言者ムハンマドの後継者)」を指導者とするイスラム国家を樹立すると一方的に宣言。世界中のイスラム教徒に忠誠を呼びかけた。
ここ数週間、「イラク・シリア・イスラム国」(ISIS)の武装勢力はイラクの複数の都市を電撃的に攻撃して制圧し、すでに分裂状態にある国を絶望の淵に追いやっている。
イラク北部では複数の武装勢力が国境地帯を不安定化させ、地域戦争の危険性を高めているが、一枚岩とは到底言えない状況にある。そこには、狂信的なイスラム教強硬派と実用主義的なスンニ派武装組織との「政略結婚」とも言える共闘態勢が存在する。
イラクでイスラム教スンニ派の過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が勢力を拡大する中、イラク軍は6月28日、ISISが支配する北部の主要都市ティクリートの全面奪還に向けて大規模な地上部隊を派遣した。
シリアやイラクで台頭するスンニ派過激派組織は、ソーシャルメディア(SNS)を活用して、外国人の勧誘活動を進めている。東南アジアやオーストラリアの治安当局者は、中東での戦闘に触発され、新たな世代の過激派が育つのではないかと警戒を強めている。
近くにあるイラク第2の町モスルを占拠した今、クリスチャンが多く住むバーテラの町まで襲ってくるのではないかとの不安に苛まれている。
イスラム教スンニ派の武装組織「イラク・シリア・イスラム国」 (ISIS) は、アルカイダですら「過激すぎる」と非難している過激なジハード集団である。ISISは2014年6月初旬にイラクで奇襲攻撃を開始し、イラク第2の都市モスルを難なく占領した。
イラク北部や西部で勢力を拡大しているイスラム教スンニ派の過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」は6月22日、西部アンバル州にある対ヨルダン国境のトゥライビル検問所、対シリア国境のワリード検問所も制圧、首都バグダッドに迫っている。
現在のイラク問題が、飽く迄イラク限定の局地的問題なのか? 或いは、飛び火して中東全土、更には北アフリカに波及して、この地域のイスラム国家を液状化してしまうのか? を考える意味で、このテーマを一度は真剣に考えてみるべきであろう。