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韓国のメモリアルデーでの、文大統領の言及がきっかけだった。
民族主義と国家主義は、戦争の経験を選択的に記憶する。自国が行った民間人虐殺はないことにされ、国(政府)の利益に合致するときだけ慰安婦にスポットライトが当たる。しかし、結末はいつも、被害を受けた当事者の生き方に接することはない。
ベトナム戦争当時、韓国軍の民間人虐殺から生き延びたグエン・チ・タンさん(女性、55歳)とグエン・トン・ロンさん(男性、64歳)が韓国を訪れてみたものは、ベトナム戦争に参戦した退役軍人たちからの謝罪ではなく、自分たちへの「反対集会」だった。
1975年に終結したベトナム戦争に延べ32万人を派遣した韓国軍は、9000人に上るベトナムの民間人を虐殺したと言われる。この虐殺の生存者が戦後70年、ベトナム戦争終結40年となる2015年、初めて韓国を訪れた。