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3年間の健康寿命の延びは、男女とも同じ期間の平均寿命の延びをわずかに上回っている。しかし...
安倍晋三首相が講演で、安倍政権になって「相対的貧困率が大きく改善した」などと語った。これに対して「どのデータを使った発言なのか?」などの声が多数上がっている。
上向き感が実感できないと言われている景気の現状。政府は「個人消費などに弱さが見られるが、ゆるやかな回復基調が続いている」と、1月に発表した月例報告でまとめている。給与の伸び悩みや消費増税等でなかなか消費意欲が上がらないということだろうが、財布の紐が固いと言われる20代は、支出についてどのように考えているのだろうか?
日本の貧困化が進んでいる。2014年7月に発表された「平成25年国民生活基礎調査」によると、18歳未満の子どもの貧困率は16.3%と過去最悪を更新。「日本は平等で貧富の差がない」というのが私たちの“常識”だったが、最新のデータはそれを裏切る結果となっている。国立社会保障・人口問題研究所の阿部彩・社会保障応用分析研究部部長が日本の貧困の実態やその背景について語った。
厚労省によると、2012年の1世帯当たり平均所得は537万2000円で、25年ぶりに低い水準となったことがわかった。平均貯蓄額は…