kokuminsensen

「"国民戦線"は"国民戦線"以上のものを集めることができません。新しい現実があるならば、この新しい現実には新たな名前が必要だと私は思います」
国防費の予算削減をめぐるエマニュエル・マクロン大統領との意見の食い違いから、フランス国軍トップのピエール・ド・ヴィリエ統合参謀総長が辞職を表明した。
マクロン大統領の新党「共和国前進」が過半数を大きく超える見通しが立ち、今後5年間にわたる政権運営の安定した基盤を確保したかに見えるが、その議席獲得数はおそらく一時の事前予想よりも低いものになるとされている。
マクロン派が30%以上の支持率を得ているとしても、実際にマクロンに投票した人は有権者の10人に1人程度、という見方である。
マクロン氏が大勝しても、ルペン氏や国民戦線はこれで終わらない。
敗北は喫したものの、ルペン氏率いる国民戦線(FN)のメンバーは、音楽を楽しむことを止めはしなかった。
「投票の誠実さを歪めないために、責任感を示し、流出したコンテンツを広めないように求める」
「不信感を植えつけ、偽情報を流している」
今回のフランス大統領選は、スキャンダル続きだ。
政治体制に対するフランス人の嫌悪感は極めて根強い。
近年のフランス政治史に残る画期的な瞬間だった。
両氏とも主流政党以外の候補者として決選投票に臨む。
4月23日の第1回投票で票数が上位の候補者2人に絞り込まれ、5月7日の決選投票に進む。
ルペン陣営はSNSでの存在感を高めることに大きな重点を置いてきた。
EU離脱賛成派やトランプ支持者が主に古い世代だったのに比べ、ルペン氏の支持者は主に若い有権者だ。
選挙戦の争点は、テロの脅威へと戻ってきた。
マリーヌ・ルペン氏の選挙活動に暗雲が立ち込めている。
「極右」「ポピュリスト」「反EU」とレッテルを貼れば物事はわかりやすくなる。だがそれは本質から目をそらすことである。