kudeta

西アフリカ・ブルキナファソで27年間にわたり国の実権を掌握してきたブレーズ・コンパオレ大統領が辞任を発表した。現地では何が起こっていたのか、写真で振り返る。
タイのタクシン派政党であるタイ貢献党のジャルポン党首は24日、国民向けの公開書簡を公表し、軍事政権に対する反対運動を開始する意向を示した。 先月のクーデター後、軍事政権に対する組織的な抵抗の動きが出たのは初めて。
タイ軍事政権が、タクシン元首相の政権復帰を阻止するためタクシン派の一掃を進めている。クーデターで全権を掌握した国家平和秩序評議会(NCPO)は、元首相の支持層の多い北部や北東部の13州の知事を他州へ移動させたことを明らかにした。
タイ陸軍のプラユット陸軍司令官は5月26日、軍がクーデターに伴い設立した「国家平和秩序評議会(NCPO)」の議長に就任することについてプミポン国王から承認を得たと表明した。
クーデターで全権を掌握したタイの「国家平和秩序維持評議会」(議長・プラユット陸軍司令官)から出頭を命じられていたタクシン元首相の実妹、インラック前首相は5月23日、首都バンコクの陸軍施設に出頭した。
タイ軍が5月22日にクーデターを宣言して夜間外出禁止令を出したことを受けて、トヨタ自動車とホンダがタイ工場の夜間操業の中止を決めるなど、日本企業の事業運営にも影響が出始めた。
タイのプラユット陸軍総司令官は22日、政府機能の全権を軍が掌握したと明らかにし、クーデターを宣言した。政治改革を推進し、秩序を回復させるという。
タイ陸軍は20日、国内の秩序回復に向け戒厳令を発令した。タイでは昨年から反政府派のデモが続いており、政治的混乱が長引いている。 陸軍の将官はロイターに対して、戒厳令は治安悪化に対応した措置で、クーデターではない、と明らかにした。
政治混乱が続くタイの憲法裁判所は5月7日、2011年の国家安全保障会議の事務局長人事をめぐり、インラック首相が職権を乱用したと認め、違憲と判断した。インラック首相は即時に失職し、人事に直接関与した一部閣僚も同時に職を失った。
政情不安が続くタイ。首都バンコクでは反政府派のデモが続き、警察当局との衝突も深刻化している。一橋大学の浅見靖仁教授(東南アジア政治)は、混乱がしばらくは続くとの見通しを示した。