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女子高生が行方不明になってから、最初の報道は2日後だった。SNS上では「報道協定」があったのではないかと推測する声が出ていた。
毎日新聞「防衛省のコメントを載せ、紙面でも架空予約防止を呼びかけている」 AERA dot.「予約は情報に基づいて真偽を確かめるために必要不可欠な確認行為」
「本来は、防衛省が我々に伝えるべきニュースだ。それを報道機関が検証しているのに対し、クレームをつけて厳重注意をすることはおかしい」(立教大学の砂川教授)
専門家は「重要な問題が好き嫌いや印象論で語られ、『ネタ消費』されてしまっている」と指摘します。
子どもを抱っこしてスーパーに向かう途中、一部の記者・カメラマンが執拗に取材を試みたとして、「今日はとにかく悲しかった」と振り返りました。
8月19日の「直撃LIVEグッディ!」の放送には「観るに堪えない」「そこまでさせて伝える意味あるの?」など批判や疑問の声が続々。番組側の危機管理にも及ぶ問題だ。
「アーツ千代田3331」午後2時から、半日限りの公開です。ぜひお立ち寄りください。
ネットで繰り返される「マスゴミ」批判。そうした言葉のウラにはどのような「メディアの理想像」があるのか、真摯に向き合いたいと思います。
変化していくものは表層であり、その下にある変化していないものを見極めることがニュースの仕事では大事なのではないか。
ジャーナリストの佐々木俊尚さんは、「大きな企業の責任をまず追及しなきゃいけないと思い込んで報道するのは、報道する側の日常的な所作」と指摘。原因究明が行き過ぎるがゆえに、早すぎる”犯人探し報道”になっていると分析する。