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「未だかつてない人権の危機」
エジプトの首都カイロで6月29日、エジプト検察のヒシャム・バラカト検事総長を乗せた車列付近で大きな爆発が発生し、バラカト検事総長は死亡し、警官や周辺の市民9人が怪我をした。
「アラブの春」後に民主的な選挙を経て誕生し、その後、軍の介入で失脚したエジプトのムルシ元大統領(63)に16日、死刑判決が言い渡された。
エジプトの裁判所は4月21日、2013年7月3日の軍事クーデターで追放されたムハンマド・モルシ元大統領に禁錮20年の判決を言い渡した。
エジプトで中東カタールの衛星テレビ局「アルジャジーラ」のジャーナリスト3人が軍に批判的な報道を行ったことで懲役7年の一審判決をを受けていた問題で、2月1日、3人のうちオーストラリア人ジャーナリストのピーター・グレステ記者が400日ぶりに釈放され、エジプトを離れた。
ファハミ氏は1年以上拘留されている。この裁判では、エジプトやその他の国の多くの傍聴人の良心が傷つけられた。
エジプトの裁判所は6月21日、「ムスリム同胞団」の指導者や支持者に対して、4月に死刑判決を言い渡した683人のうち、183人に対して改めて死刑判決を言い渡した。
エジプト軍のクーデターによって大統領を解任され、殺人扇動罪で起訴されたムハンマド・モルシ氏の初公判が11月4日行われた。しかし、弁護人によると、モルシ氏が裁判の正当性を認めず「ライオンのように」振る舞ったため休廷となった。
エジプトでは10月6日、各地でモルシ前大統領を支持するイスラム組織、ムスリム同胞団のデモ隊と治安部隊が衝突、最新情報では少なくとも38人が死亡した。この日は、イスラエルとの第4次中東戦争が開戦した記念日だったと、ハフィントンポストフランス版が伝えている。