naijeria

ナイジェリアは国内総生産(GDP)を再計算した結果、アフリカ最大の経済大国だと推計されていますが、ラゴスでは景気がいい実感はありません。
ナイジェリア北東部ボルノ州で、武装集団が4月15日未明ごろ学校を襲撃し、女子生徒100人以上を拉致した。イスラム過激派ボコ・ハラムによる犯行とみられる。
ナイジェリアの警察は被害者に交通費や飲食、小遣いなどを要求し、被害金額を取り戻せた場合、1割要求されました。税関の窃盗捜査が長引いていた間、幹部の異動にはご祝儀(ドルの現金を要求した人も)、イスラムの祝日には写真のような雄羊(4~5万円)を何度か進呈しました。
ナイジェリアの首都アブジャ郊外のバス停で14日朝、爆発があり、71人が死亡、124人が負傷した。犯行声明は出ていないものの、同国のジョナサン大統領は、イスラム過激派組織「ボコ・ハラム」による犯行との見方を示した。
ナイジェリアは軍事政権時代、人権活動家に濡れ衣を着せて処刑し、世界的な制裁を受けましたが、当時の凶悪な面々がそのまま政界や司法にいて、見た目には「民主的な」選挙をしているのです。
「アフリカ最大の人口を抱え、高成長を続ける」ナイジェリアに、日本は出遅れていると言われますが、中国人もテロのために数年前より減っており、ビジネスでも苦戦しています。人口すら机上で膨らませた数字に信憑性は低く、政府機関が犯罪組織と化しているのです。
高成長しているとされるナイジェリアですが、以前にも増して電気がこなくなり、発電機は酷使のために壊れ、家電も故障、ノートPCのバッテリも死亡。役所が公務を装って窃盗を働いている国で、「高い成長率」も疑わしくなってきます。
「最後のフロンティア」と言われ、官民あげて日本からの進出が促進されるアフリカですが、腐敗が激しい国ではどんなことが起こり得るのか、ナイジェリアで遭遇した手口の数々に関する話を続けます。
ナイジェリアは不気味な雰囲気のうちに2014年が明けました。1913年にイギリスが保護領を合体させて今のナイジェリアの領域にしてから年末で100年の期限が切れ、不都合のある地域は分離できるという規定があったとされています。抑圧されてきた油田地帯がビアフラ共和国として独立する気運が徐々に盛り上がり、これからナイジェリアがどうなるのか筋書きが読めない状況です。
西アフリカの他の国でも、税関で積荷やコンテナが失くなることがあります。同じ旧英領のガーナでは1月もしないうちに商品を取り戻せたり、犯人が処罰されるのに、ナイジェリアではL/C(信用状)取引すら保険の請求もできない状態で放置され、窃盗犯の処罰も賠償もありません。