nettohaishin

2015年11月、NHK「Eテレ・ジャッジ」に出演した。とても面白い体験をしたので、感じたことを書いておこうと思う。
日本テレビが、「日テレいつでもどこでもキャンペーン」と称して、番組の無料配信を開始した。放送終了後1週間はいつでもどこでも視聴できるそうだ。朝日新聞によれば、広告を流さず配信する異例の取り組みであって、ネットへと流れがちな若い世代の視聴者を呼び込むのが狙いだという。
北海道テレビ『水曜どうでしょう』のディレクター藤村忠寿さん、通称藤村D。藤村Dをわざわざ北海道からお招きしたのは『水曜どうでしょう』には実はテレビの将来が見え隠れしている、とぼくが感じているからだ。
著作者の願いは、生み出したものをできるだけ多くの人に楽しんでもらうことだと思う。そのためにどうしたらいいかと考えたら、頑なに守ることだけが答えではないと気づくはずだ。実は、権利を守ることの前に大事なこと、人びととどう心を通わせるか、にほんとうの答えがあるのではないだろうか。
テレビを観ない層を巻き込むためのメディア環境は誰が意図したわけでもなく整っている。これを踏まえて番組を企画することで、視聴率獲得の戦略も変わってくるのではないか。『半沢直樹』は、テレビを新しい領域へ誘っているのかもしれない。