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「レイシャルプロファイリング」とは、警察官などが人種や肌の色、国籍といった特定の属性を根拠に、個人を捜査の対象としたり、犯罪に関わったかどうかを判断したりすることを指します。記事一覧はこちら

原告のモーリスさんは意見陳述で、「私は人種や民族のせいで、どこに住んでいても、不当な扱いを甘んじて受けなければならないのでしょうか」と、裁判官らに訴えかけた。
レイシャル・プロファイリングの防止を目的としたガイドライン策定のほか、人種差別的な職務質問の実態を検証するための記録と開示、国内人権機関の設置などを求めている
「着られるカメラ」(ウェアラブルカメラ)の装着は、警察官から職務質問を頻繁に受ける人からも求める声が上がっていた
国連の委員会は、特定の民族や宗教的集団に属することのみを理由とした個人情報の収集は「深刻な差別の一形態」だと指摘している
多くの海外メディアが「racial profiling(レイシャルプロファイリング)」という言葉を見出しに用いて、日本の公権力による人種差別を巡る提訴の動きを報じた。
肌の色や国籍、「人種」などを理由とした差別的な職務質問は「レイシャルプロファイリング」と呼ばれ、国連の委員会も防止に取り組むよう各国に勧告している。
人種差別的な職務質問、いわゆる「レイシャルプロファイリング」問題への関心が近年、高まっています。定義や日本での特徴などポイントをまとめました。
原告女性は最終意見陳述で、「私と子どもは公正を待ち望んでいます」と訴えた。一方、被告の東京都は、警察官らの一連の対応に違法行為は認められないと反論している。
弁護団は、肌の色や「外国人ふう」の見た目を理由とした職務質問(レイシャル・プロファイリング)は、憲法や人種差別撤廃条約に違反するとして国などに賠償を求めている。
選考では、「日本に暮らす外国人、とりわけ有色人種が直面している警察官による人種差別的な職務質問の実態を鋭い問題意識を基に報じた」などと評された。
被告の東京都は、警察官らの一連の対応に違法行為は認められないとして、請求棄却を求めている。