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ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王は22日、ローマ市内で行われた殉教者を追悼する行事の中で、欧州に渡った難民らを収容するキャンプを「強制収容所」と呼んだ。米ユダヤ人団体は「遺憾な言葉の選び方だ」と反発し、法王に再考を促した。
「ボートに乗っている人たち全員が私の一部のように思えました」
今回告発されたのはギリシャのレスボス島にあるモリア難民キャンプで、現在12〜17歳の子供たちが92人収容されている。
難民の受け入れは、ギリシャ、トルコ、EUだけの問題ではない。
ギリシャ政府は4日、トルコに向けた難民や移民の送還を始めた。3月に欧州連合(EU)とトルコで合意した難民抑制策のスタートだ。未曽有の大量流入に直面した欧州の難民対策は転換点を迎えた。ただ密航の流れは止まっていない。
難民問題の最前線となっているギリシャのレスボス島を、これまでにない形で表現した。
ヨーロッパを目指して危険な旅をする難民のイメージが、近頃のニュースにはあふれている。
シリアやアフガンから大量の難民・移民がギリシャに上陸する光景は日常的なものとなった。
債務粉飾の発覚から約6年、緊縮策でギリシャ経済は4分の3以下に縮小した。自由と民主主義が繁栄をもたらすというEUの理念は「負け組国家」に屈辱と絶望を焼き付ける呪いと化している。