ritokei

田舎や離島の情報は、少ない。これはどの地域にも言えることかもしれません。知りたい情報にアクセスできないというのは、気になる地域に行くのを躊躇する原因にもなりますよね。
自然の猛威に対して、私たちは「備える」ことや「祈る」ことしかできず、何も起らないよう祈った方も多くいらっしゃると思います。今回、「何事もなかった」ことに感謝しながら、改めて自然のなかで生きることを考え、この経験を「糧」にできればと思います。
伊豆大島からのメッセージをうけ、災害時の報道マナーについては今後、問う必要があると感じています。こうしたことは、小規模地域でいつでも起こりうる内容になるため、みなさんに「このようなことが起らないためにはどうしたらよいか」「災害時に知りたい情報はなにか」「災害時に不要だと感じる情報はなにか」を考えていただきたいのです。私自身も、しっかり考えていきたいと思います。
伊豆大島にたとえ今後、改善すべきことがあっても「非難」「批判」は何も生みません。今は「人の命」を優先した行動をとっていただきたい。今後、改善すべき「提案」も緊急でない限り、次の台風が過ぎさり島に平常が戻ってからにしていただきたい。今は目の前の「難」をできるかぎり避けられるよう、考えてください。
週末は都心でも強い雨が降っていました。21日正午現在、台風26号による土砂災害で伊豆大島で亡くなられた方は27人、行方不明者は19人となりました。さらに発生した台風27号、台風28号の襲来を前に、現在も島では懸命な作業が続いています。
人は自然の猛威には勝てませんが、備えることはできます。国にできる防災と、一人ひとりにできる防災はそれぞれ異なり、地域の特性によっても適した防災方法は異なります。ご自身が住まう地域の防災情報をご確認のうえ、災害に備えていただけたらと思います。
大手メディアやSNS上の情報を見ると「避難勧告出さず」「災害救助に報道ヘリが邪魔をした」という情報が目立っているように見受けられ、救助活動が一心に行われている状況下なのに、ただ誰かを責めるような言葉も目に入ります。約8000人の島人を守る町長にとっても「初めての経験」である豪雨です。小さな島だけに犠牲者が知り合いであることも多く、島人の誰もがショックを受けていることをどうか理解いただき、慎んだ報道をお願いしたい。
あなたの島はどこでしょう? たとえ物理的に離れていても、都会の一部であっても、山間の田舎にあっても、大事に想う場所があることは幸せなことです。
つまるところ、島々にはいろいろあります。そこで私は、少なくとも「島」を題材に語るときには島をどのように捉えているかを注意したいと思っています。最近は特に、テレビ、雑誌、インターネットなど数々のメディアで「島」が取り上げられているのを見かけますが、多くは「島」の意味が国にとっての「資源」、本土に暮らしている人にとっての「癒しの場」「旅先」だったりします。
離島経済新聞社をスタートしてもうすぐ3年になります。3年前、私はフリーランス編集者として経済誌の広告などをつくっておりましたが、人生には予期せぬ出逢いがあるもので。ある時「島」という存在に出逢ったことをきっかけに、以来「島」びたりの日々を過ごしています。