senmoni
実は今後の日本の地域医療に対してもっと重大な悪影響を及ぼすことが二つある。
現在まさに米国にて専門医教育を受けている立場として、昨今話題となっている新専門医制度について危惧する点があり、ここに投稿させていただきます。
1年延期された専門医制度が、最大の問題である「質」の担保をする事なく再び開始されようとしている。
吉村氏に願う。今一度、制度を白紙に戻し、多様性のある自由度の高い新専門医制度の設計を、現場や若手医師を入れて議論をするべきだ。
カンボジアの医学部は6年制で、2年間は夜間当直を含めた臨床実習があり、翌日も眠いまま授業や実習、試験を受けるそうです。
若手医師が進路を考える上で注意すべきは、我が国の医療が都市部から崩壊していることだ。
2016年12月16日に、日本専門医機構から専門医制度新整備指針が発表された。ざっと目を通してみて驚いた。とてつもない管理体制が始まろうとしている。
南相馬市では、原発事故後、医師、看護師など医療従事者の半数が離職した。南相馬市立総合病院では医師数が、震災前の12名から4名にまで減少した。
新専門医制度を巡る議論は杜撰だ。指導者の未熟さを反映しているのだろう。
私は日本内科学会幹部の劣化を痛感する。