shirukudosoreiyu

シルクドソレイユで評価をされる場所はどこかと考えました。でも、やはりそれはステージ上なんだなぁと...
「ショーでの縄跳び」「クラウニング」「アクロバット」のどれも必死だったんですよね。
海外で仕事をするのって、想像以上のガッツが必要です。言語はもちろん、文化の違いや感覚の違い。
とくに恐怖だったのが両腕。痙攣を起こした瞬間、自分は車の運転をしていたんです。
男子新体操の強みはハイレベルなアクロバットだけじゃありません。
シルクドソレイユのアーティストは、思ったよりフランクに仕事を休みます。怪我や体調不良で休む人もいますが、それ以外にも「家庭の事情」「有給休暇」「育児」「自国での災害」などで休むことも。
自分はいま、同僚のアーティストに期待を持っています。このまま流れれば、馴れ合いに辿り着き心地よく過ごせるでしょう。もしかすると、既に心地よさすら感じていたのかもしれません。
サーカスの世界には怪我がつきもの。いくら注意していても、誰しも一度は怪我します。
正直、自分はものすごい不安でした。会社が買収されるとなれば、様々な経営方針や運営方針が変わることが予想されます。
5年も経って同じ仕事で良いのだろうか?いつまでこの場所で居るのだろうか?他の道へ進む仲間を後目に、キャリアという言葉を本気で考え始めました。