shuhenjitaiho

またしても安全保障関連法案の国会審議が情緒論に埋め尽くされてしまった。参院での審議を終えた現時点での私の所感を皆さんと共有させていただきたい。
憲法制定時の政府は「自衛権は行使することができない」と考えていた。その後、日本を取り巻く環境が変化するたびに、政府は憲法解釈を変えてきた。その推移を振り返ってみよう。
政治が判断すれば、自衛官はどんな現場であっても行く覚悟はできている。ただ、「国論を二分する状況で派遣されることは避けたい」「国民的な理解を得られない状況ならば、一年かけてでも議論した上で結論を出すべきではないか」という声に、総理は耳を傾けるべきだ。
「集団的自衛権は違憲です」――6月4日の衆院憲法審査会で識者として呼ばれた憲法学者3人が、全員、集団的自衛権の行使にノーを突きつけた。この事態に菅義偉官房長官は『違憲じゃない』という憲法学者もいっぱいいる」と述べている。
政府は集団的自衛権行使を柱とする安全保障関連法案を閣議決定する。閣議決定される安全保障関連法案のポイントは2つ。自衛隊の任務拡大と、派遣に至る国会議論を短くすることだ。
集団的自衛権の行使容認が閣議決定され、日本の安全保障政策が大きな転換点を迎えた週末、私は山口県の岩国市にいました。
今国会での議論を聞くかぎり、国民的な合意を得ようという謙虚な姿勢は、安倍総理から一切見られません。