terebi

マーケティング担当者の半分以上がデジタル技術を使った戦略に自信がないー。コンピューターソフトの会社アドビシステムズによる最近の調査がそう伝えている。ソフトウェアをもっと販売したがっている「アドビ社が手がけた調査だから、そんな結果が出るのだろう」といってしまうのは早計だ。
テレビとソーシャル・メディアの蜜月が始まってきていることは、やがて自然発生的な流れが広がり、結果として変化を促すということになってくるのでしょう。
著作者の願いは、生み出したものをできるだけ多くの人に楽しんでもらうことだと思う。そのためにどうしたらいいかと考えたら、頑なに守ることだけが答えではないと気づくはずだ。実は、権利を守ることの前に大事なこと、人びととどう心を通わせるか、にほんとうの答えがあるのではないだろうか。
ハワイの人々、特に30代、40代以上の男性が、とても上手に歌える日本の歌があります。それは何だかご存知ですか? 「電流火花が...♪」 というフレーズで始まるこの曲、日本の人々からすると、ややレトロとも思われるでしょうが、人造人間キカイダーのオープニング曲、「ゴーゴー・キカイダー」なのです。
このブログでは、クールごとにドラマの分析をTwitterを通して試みている。そんな中、『半沢直樹』のブームはまるで台風のようだった。ドラマ界に新しい風を吹き込んだかのような特別な現象だったと思う。この秋のクールではその影響が何か出るのかどうか。
広告とコンテンツの境目をなくそう、コンテンツとして十分面白く、結果として企業の伝えたいことも伝わるような作り方、ブランドコンテンツの試みがあちこちではじまっている。テレビとネットの融合がそれをさらに求め、加速すると思う。ソーシャルテレビという言葉は、そんな大きな動きの象徴のようなつもりだ。
コンテンツはコミュニティになっていく。そんなことを何度かこのブログで書いてきた。そのための環境が整いつつあるのだ。"ソーシャルテレビ"というと、放送中の番組についてツイッターでつぶやきあう、リアルタイム性の話になる。それが第一歩なのはまちがいない。
日本列島にブームを巻き起こしているNHKの連続テレビ小説「あまちゃん」が9月28日、ついに最終回を迎える。当日は各地で最終回を一緒に盛り上がるイベントが企画されている一方、毎日ドラマを楽しみにしてきたファンの間では、放送が終了してしまう喪失感による「あまロス症候群」も懸念されている。「あまちゃん」とは何だったのかを振り返りながら、やがて私たちに必ず訪れるであろう「あまロス」にどう備えるべきなのかを模索する。
ドラマ「半沢直樹」が驚異的な視聴率を獲得した理由は、3つあると私は考えている。1つは、出演者たちの演技力が非常に高いということだ。半沢直樹には、一流の役者が揃っている。半沢直樹を演ずる主演の堺雅人や国税局職員を演ずる片岡愛之助はもちろん、浅野支店長を演ずる石丸幹二に至っては、銀行員のいやらしさをこれまで誰も演じたことの無いほどの完璧さで表現している。
「半沢直樹」の夏である。主演堺雅人の目ヂカラのすごさもあるが、それだけではない。人々が求めている何かをTBSはすくいとったのだ。それはたぶん、2013年日本社会のカイシャ状況を的確に見てとったからだと思う。