『究極の焼きおにぎり』
BBQの〆の定番、焼きおにぎりを家庭で作るならばぜひとも2時間はかけてほしい。
まずは大きめに握った男らしいおにぎりをゆっくりと乾かし、じっくりと焼き目をつけていく。
コロコロと転がさず、全五面をじわじわと焼くのがポイントだ。芳醇な香りが鼻腔をくすぐり、焼き目を見るたびに食欲が高まる。特製の味噌ダレに浸し、キラキラと輝く完全無欠の正三角形......。
究極のおにぎりは「熱い、熱い!」と言いながらも素手で食べるのがいい。外側はパリッと、中からは湯気がモクモクと出てくるうちに食べてほしい。
■材料(2人分)
白米......300g
油(※太白ゴマ油などクセがないもの)......適宜
鰹節......ひとつかみ
ゴマ......小さじ1
ゴマ油......小さじ1
ラー油......小さじ1~2(お好みで)
A
ショウガ......少々
味噌......小さじ2
京白味噌......小さじ1
豆乳......小さじ2
ミリン(煮切ったもの)......大さじ2
卵......2個
醤油......小さじ1
■作り方
①鰹節を粉状にする1分
すり鉢に鰹節を入れて粉状になるまでする。
②ゴマを炒って鰹節と合わせる2分
軽く炒ったゴマを①のすり鉢に入れてさらにする。
③その他の調味料と混ぜる2分
②のすり鉢にAの材料を合わせて混ぜる。
④ゴマ油を入れてさらに混ぜる1分
最後に器を移し、ゴマ油を入れてよく混ぜる。お好みでラー油を少々加える。
⑤おにぎりを握る2分
熱いご飯をおにぎりにする(水だけつけて、手に塩はつけない)。
■ポイント
おにぎりはひとつ150g程度。少し大きめの男らしいおにぎりを握るとよい。
⑥おにぎりを乾かす30分
表面が乾くまで30分ほど置く。
⑦各面をじっくりと焼く40分
フライパンに薄く油をひき、弱火で全五面を7~8分ずつ、計40分ほど、焼き色がついてパリッと乾くまで焼く。
⑧味噌ダレに漬ける30分
味噌ダレに表15分、裏返して15分の計30分ほど浸して味を染みさせる。
⑨蓋をしてさらに焼いて完成10分
弱火にかけてフタをして10分ほど焼いて完成。
子どもの笑顔があふれる究極の焼きおにぎりはここがすごい!
おにぎりを乾かすことで、焼いているときに崩れにくく、表面がパリッと焼ける。また、おにぎりの表面をじっくり焼くことによって、味噌ダレをしっかりと漬け込んだ後も型崩れせず、綺麗な正三角形の焼きおにぎりとなる。
この焼きおにぎりを子どもがほお張って食べているシーンを想像してほしい。きっとほっぺたにご飯粒をつけたまま笑顔で食べてくれるだろう。パパにはぜひとも作ってほしい。家族の食卓が笑顔で満ちる。それが『究極の焼きおにぎり』だ。
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撮影┃溝口智彦
~長時間レシピシリーズ~